「これが見えているかどうかで夫婦仲変わってくる」 5児の母が見える化した「名もなき家事たち」に共感の声
家事のなかには、単に「料理をする」や「洗濯をする」だけではなく、ほかに明確な名前がついていないものも存在します。それがなんなのかにきちんと気づけないと、夫婦仲がこじれることも……。そうならないために、「名もなき家事たち」をまとめた図がX(ツイッター)で話題になっています。投稿者のくう(@ku_happysky)さんに、詳しいお話を伺いました。 【画像】驚くほど多い「名もなき家事たち」 イラストで見える化した実際の投稿 ◇ ◇ ◇
名前はないけれど必要不可欠な「名もなき家事たち」
「これが見えているかどうかで夫婦仲変わってくるから目を通しておいてほしい」 そんなコメントとともに投稿された図では、くうさんがまとめた「尊き名もなき家事たち」が紹介されています。 「洗濯」「掃除」「料理」「その他」の4つの大きなくくりの中に存在する、複数の「名もなき家事たち」。洗濯には「洗剤の補充交換」や「洗濯機の掃除」、掃除には「お風呂の排水溝に詰まった髪の毛を取る」「ゴミを集めて分類する」「ゴミ箱に新しいゴミ袋をセットする」など、地味だけれど欠かせない家事が記されています。 料理では「冷蔵庫の管理、整理、殺菌」「冷蔵庫や栄養バランスを考えて献立を決める」といった、気づきにくいけれど重要な作業も。さらに、その他のカテゴリーにも、快適な暮らしを維持するために必要な「名もなき家事たち」の数々が記されていました。 名前はないけれど、暮らしに必要な家事をわかりやすく紹介した投稿には、2.8万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「家族には見えてない家事って山のようにあるな……と改めて感じました」「家事は多岐にわたるので、夫婦で仲良く家事分担していけたらいいですよね」「これは本当に知っておいてほしい!! 切実に!!」「名もなきものたちこそ、実はとんでもない主役級だったりしますね」などの声が上がっています。
結婚当初は「名もなき家事たち」が見えていなかったことも
くうさんは5人の子どもを育てながら、Xやインスタグラム(ku_happysky)で、家族みんなで幸せに暮らすヒントを発信しています。得意な家事は「冷蔵庫にあるものを使って高速でおいしいものを作る」ことで、苦手なのは掃除。そんな掃除を「見える化」した書籍「がんばらないシンプルおそうじ~きほん編~」も手がけています。 夫婦そろって“だいたいでいいキャラ”ということもあり、家の中は「汚すほうの勢力が強い」とか。「でも、やはり家が整っているとパフォーマンスが違うなと思って、Xで掃除などの発信をするうちに家が整うようになりました」と話します。 そんなくうさんと配偶者さんには、結婚してすぐの頃、お互いに「名もなき家事たち」が見えていなかった時期がありました。「『見えてない』とパートナーの時間を大きく奪ってしまいがちなので、見える化させていくことは大事だなと感じています」と、当時を振り返ります。 「夫は海外出張が多く、いないときはワンオペですが、いるときは積極的に家事をしてくれます」と、今は「見える化」して、夫婦で協力して家事を行っています。