日本有数の米どころ庄内平野では、稲刈りが始まっています。 コメの概算金の大幅な引き上げが発表された中ですが、農家からはさらなる支援を求める声が聞かれます。 鶴岡市上山添にある菅原和行さんの田んぼでは、8月30日からひとめぼれの稲刈りが始まり、きょうは30アールで「はえぬき」を収穫しました。 今年も猛暑の影響が心配されましたが、8月収穫したひとめぼれは、2023年に続き1等米の評価を得ており、おいしいコメが出来たということです。 コメ農家にＪＡが前払いする概算金の大幅な引き上げが発表され、期待が膨らみますが、肥料や資材などの値上がりで生産コストは上がっていて、菅原さんは先行きに不安をいだいています。 【菅原和行さん】「毎年物価スライドで日銀が2パーセントずつ上げるというならコメもスライドで2パーセントずつ価格転嫁が出来れば良いな。農家だけは諸材料費がすべて上がっても価格転嫁が出来ないビジネスみたいなのでそれでは先が暗い」 菅原さんの田んぼでは、このあと「コシヒカリ」や「つや姫」などの刈り取りも行われるということです。 【菅原和行さん】「庄内の安心安全おいしいコメを楽しんでもらえればありがたい」