自身のマスク着脱「場面に応じて適切に判断」岸田首相会見2月24日(全文2)
ロシアのG7へのコミットを検討する考えは
記者:ニコニコ、七尾です。連日お疲れさまです。よろしくお願いします。今までG7広島サミット、幾つか質問あったと思いますが、更問いという形で質問させてください。冒頭、総理からございましたように、ロシアは新START履行の停止を表明しました。それと重ねて、核兵器の使用をウクライナ侵攻でずっとちらつかせて揺さぶりを続けていると思います。 これ、日本とロシアの今の関係は、実現可能性も大変厳しいことを承知の上でお聞きしますけれども、岸田総理、やはり政治の最大のテーマの1つとして、核兵器のない世界の実現を目指してるというのはよく分かります。ウクライナだけでなく、ロシアの広島サミットへのなんらかの形でのコミットを検討するお考えというのは、総理の今の中で、数カ月先になりますが、現時点では難しいかもしれませんが、ロシアのなんらかの形でのG7へのコミットを検討するお考えっていうのは念頭にありますでしょうか。 岸田:今、国際社会はロシアによるウクライナ侵略に直面をし、国際社会の根幹が揺るがされている、歴史的な転換点にあると認識をしています。こうした中でG7の広島サミットを開催するわけですから、力による一方的な現状変更、あるいはロシアによる核の使用をちらつかせるといったような威嚇、こうしたことについては断固として拒否する、こういった強いメッセージを発することが重要であると考えています。ぜひ、G7加盟国と共に国際社会に対して、こうした、今、申し上げたような思い、さらには法の支配に基づく国際秩序は断固として守り抜くんだという決意を発信することが重要であると思っています。
核兵器国を動かす、関与させることは重要
そして先ほど来、申し上げているように、侵略についても、また、核の使用をちらつかせるといった威嚇についても、これは非難されるべきはロシアであるということ、これは間違いないと思っています。よって、G7広島サミットにロシアを関与させるということは考えていませんが、ただ、核兵器のない世界というこの理想を求めるに当たって、やはり現実に核兵器を持っている核兵器国を動かす、あるいは関与させる、こうしたことは重要である、これは従来から申し上げているとおりであります。 サミットについては、今、申し上げたようにロシアの関与は考えていませんが、今後、やはり長い議論の中で、現実的、実践的に核兵器のない世界を目指すためにはどうあるべきなのか、これは1つ1つ丁寧に考えていかなければならない課題であるとも思っています。 いずれにせよ、今の時点で日本として取るべき姿勢、あるいはG7において議長国として果たすべき責任は、先ほど来、申し上げているとおりであります。この今の時点でやるべきこと、これしっかり果たした上で、また未来について、さまざまな状況について注視をしていく、これが今の時点での日本の取るべき姿ではないかと思っています。 司会:それでは次に、それでは岩上さん。