スカイマーク、夏ダイヤで羽田-福岡増便 鹿児島は減便
スカイマーク(SKY/BC)は1月22日、夏ダイヤ(3月28日から10月30日)の運航計画を国土交通省航空局(JCAB)へ申請した。羽田-福岡線を1往復増便して1日12往復とする一方、羽田-鹿児島線を1往復減便して同4往復とする。 ◆鹿児島減便 夏ダイヤの国内線は23路線。羽田発着が札幌(新千歳)、神戸、福岡、鹿児島、那覇、下地島の6路線、神戸発着が札幌、仙台、茨城、長崎、鹿児島、那覇、下地島の7路線、茨城発着が札幌、福岡、那覇の3路線、中部(セントレア)発着が札幌、鹿児島、那覇の3路線、福岡発着が札幌と那覇の2路線、鹿児島発着が奄美線、那覇発着が下地島線となる。また、羽田-神戸と神戸-長崎の2路線を、神戸経由の羽田-長崎線としても販売している。 このうち、羽田路線の1日あたりの運航計画便数は、札幌線が8往復(20年夏:最大10.5往復、冬:8往復)、神戸が7往復(夏7.5往復:、冬7往復)、福岡が12往復(夏:11往復、冬:11往復)、鹿児島が4往復(夏:5往復、冬:5往復)、那覇が6往復(夏:6往復、冬:6往復)、下地島が1往復(冬:1往復)で、鹿児島線を1往復減便し、福岡線を同数増便している。 2020年10月25日に開設した下地島3路線は、羽田と神戸の各線が1日1往復ずつ、那覇線が同2往復。このうち、羽田線は国交省が羽田発着枠政策コンテストで「トライアル運航」を認めた路線で、就航後3年間は宮古島市など地元が路線の立ち上げと路線維持にかかわる支援金を同社に支払う。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、2020年3月25日の運航を最後に運休した成田-中部線は、接続する成田-サイパン線の再開のめどが立たないことから、8月19日に無期限の運休を発表。今回の夏ダイヤも記載はなく、冬ダイヤから数えて2期連続で運休となることから、国交省に路線廃止を届け出たとみられる。 ◆2月は仙台・茨城・長崎運休 一方、18日の発表によると、2月は1日から14日までの期間中に全23路線で1506便を減便。減便率は71.7%で、1月より30.3ポイント悪化する。期間中、仙台と茨城、長崎の3空港は、1日の茨城発神戸行きBC183便を除き全便運休する(関連記事)。 羽田-札幌線は、1日8往復のうち3往復運航。1日11往復の羽田-福岡線は、同5往復運航する。下地島3路線のうち、羽田と神戸の2路線は1月22日から運休を継続。1日2往復の那覇線は同1往復に減便する。
Tadayuki YOSHIKAWA