【七夕賞】ハイブリッド式消去法で残ったのは3頭! 良馬場ならアンティシペイト、道悪なら昨年2着ロザムール
5つのデータから絞れた馬は?
先週の『CBC賞』は、タイセイビジョンとファストフォースの二強と見ていたが、枠順を見て本命をレジェーロに変更。これが裏目に出てしまった(いずれにしても外していたが……)。 【七夕賞 2022予想】人気薄の関西馬に妙味あり! データから浮上する穴馬は?(SPAIA編) 今週は日曜日に福島競馬場で行われる『七夕賞』を予想していく。いつも通り過去10年のデータから、複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。当てはまった馬を順番に消去していきたい。
『休み明け2戦目』×『前走初角7番手以内』★0.0%★
まず注目したのは、七夕賞に至るローテーションだ。ここでは、中9週以上を“休み”と定義したときの休み明け2戦目の馬を取り上げたい、過去10年の成績は【1-1-0-30】(複勝率6.3%)と好走例は少なかった。 この時点で複勝率は10%を切っているが、ハイブリッド式ではもう一つのデータを掛け合わせる。今回用いるのは前走時の初角通過順。最初のコーナーを7番手以内で通過していた馬は【0-0-0-19】(同0.0%)と、七夕賞では全19頭が4着以下に沈んでいた。 今年この条件に当てはまったのは、除外対象(*)のゴールドスミス、昨年の覇者トーラスジェミニ、そしてマウントゴールドの3頭だった。いずれの馬も近頃は凡走が続いており、今年のメンバー相手では馬券圏内は厳しいだろう。 【今年の該当馬】 ・ゴールドスミス* ・トーラスジェミニ ・マウントゴールド
『前走1800m』×『前走時馬体重増』★0.0%★
続いては距離に注目。ここでは前走1800mを走っていた馬を取り上げたい。過去10年の成績は【3-1-2-34】(複勝率15.0%)と、1ハロンの距離延長は好結果につながっているとは言い難い。特に苦戦しているのが、前走時に馬体重を増やしていた馬。この条件には16頭が当てはまっていたが、全て4着以下に敗れていた。 今年は1頭だけがこの条件に合致。3勝クラスからの格上挑戦となるヤマニンデンファレを消去する。 【今年の該当馬】 ・ヤマニンデンファレ
『前走から距離短縮』×『非SS系』★0.0%★
続いても距離に注目した。ここでは前走2000m超を使われていたいわゆる距離短縮組をピックアップ。過去10年の成績は【1-2-2-30】(複勝率14.3%)とやや苦戦傾向だ。これに掛け合わせるのは血統データ。ポイントとなるのは父系がサンデーサイレンス(SS)系かどうかで、SS系の【1-2-2-16】(同23.8%)に対し、非SS系は【0-0-0-14】(同0.0%)と全滅だった。 今年この条件に当てはまったのは以下の4頭。1番人気が予想されるヒートオンビートは前走から間隔が空いているとはいえ、3200mの長丁場を走った疲労が残っていてもおかしくない。ここでは思い切って消しという判断を下したい。 【今年の該当馬】 ・エヒト ・シークレットラン ・ヒートオンビート ・モズナガレボシ