「折りたたみ仮設ハウス」に「1分で組み立てベッド」も登場 災害に備えるための総合防災展
――なぜこのような段ボールベッドを思いついたのですか。 「2018年の西日本豪雨のときの避難所の画像で、段ボールを使って囲いを作っている画像を見ました。神戸の災害のときにも囲いを作っていたな、と思い出したんです。そこでひらめいたのが“飛び出す絵本”でした」 ベッドを開けてみると、いくつかのパーツが差し込まれています。このパーツを外すことで折りたたむことができるんです。 「パーテーションを広げたときに、立体のベッドができたらいいなと思いました。実際に紙で作成してみたところ、うまく作ることができたので商品化しました」
段ボールベッド以外に、仮設ハウスも組み立てられるものがあるそうです。折りたたまれた仮設ハウスの上を引っ張ると、簡単に枠組みができ、中に支柱を入れて形を整えることができます。最後に扉を立てれば完成。約5分で組み立てられるそうです。 壁の素材はとても頑丈で、中には断熱材が入っていて少し柔らかいのが特徴です。枠組みはしっかり鉄でできているため丈夫といいます。 ――能登半島地震の被災地でも使われているそうですね。 セイルミツギ 代表社員 川嶋三次さん: 「約18トンが被災地で使用されています」 さまざまな防災グッズが出ている展示会「第12回 中部ライフガードTEC2024」は、11月29日まで、ポートメッセなごやで開催されています。
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