「無限のクオリティを示すディバラの姿を再び…」ラニエリ就任で復調?新生ローマを伊紙編集長が称賛
クラウディオ・ラニエリ新監督の下で復調の兆しを見せるローマについて、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のイヴァン・ザッザローニ編集長が見解を示した。 今シーズン、契約を3年間延長したばかりのダニエレ・デ・ロッシ元監督をわずかリーグ戦4試合で解任し、後任となったイヴァン・ユリッチ前監督も2カ月で解任したローマ。大混乱に陥る中、ラニエリ監督は古巣の窮地を救うために引退を撤回して新監督に就任すると、勝利こそない(1分け1敗)が、直近のトッテナム戦では敵地で2-2の劇的ドローに持ち込んでいる。 そして『コリエレ・デロ・スポルト』の編集長は、トッテナム戦の結果を受けて「ラニエリがローマを取り戻してくれた」と評価。「シンプルだが、この辺りでは目にしていなかった異なるものが見られた。このフォーメーションであれば、来年1月に(補強で)明確な修正を2つほど施せば順位を少し上げ、満足感を得られるはずだ」と太鼓判を押した。 また、パウロ・ディバラについても「チームメートのために無限のクオリティを示すディバラの姿を再び見た」と称賛。「長く欠場した後での復帰のため、エネルギーの管理をせざるを得なかったが、彼をハーフタイムに交代させた意味が分からなかった」と早い時間帯での途中交代に首を傾げた。 さらにローマ加入後、初先発を果たしたマッツ・フンメルスにも言及。「スタートは最悪だったが、すぐに立ち直った」とし、「コンディションの遅れという正当な理由もあったが、極めて重要な決勝点に加えて、チームの連携にパーソナリティを付け加えることに成功した」とチームへの貢献を称えている。 最後に、ローマ全体については「クロスバー直撃のほか、ローマの得点がオフサイドにより3回取り消されたのを見た。そのうち2回はミリ単位だった。つまりチームは前を向き、特にイングランド勢の両サイドのスペースを突いて、数多くのチャンスを作り出したということだ」と評価した。