イスラエルは1年以内にパレスチナ占領終結を、国連が決議採択
Michelle Nichols [国連 18日 ロイター] - 国連総会は17日、イスラエルに対し、パレスチナ占領政策を1年以内に終結するよう求める決議案を採択した。 決議案はパレスチナが提出。124カ国が賛成した一方、イスラエルと米国のほか12カ国が反対、43カ国が棄権した。 イスラエルは1967年の第3次中東戦争以降、ヨルダン川西岸などを占領。国際司法裁判所(ICJ)は7月、イスラエルのパレスチナ占領政策は国際法に違反し、イスラエルは「直ちに」終了させなければならないとする勧告的意見を出していた。 国連総会で採択された決議はICJの勧告的意見を歓迎するもので、各国に対し、パレスチナ占領地域で使用される疑いがある十分な根拠がある場合、イスラエル入植地からのあらゆる製品の搬入を停止し、イスラエルへの武器、弾薬、関連装備の提供または移転を停止する措置を講じるよう求めた。 ニューヨークの国連本部で始まった国連総会では、来週から各国首脳による一般討論演説が開始。イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は共に26日に演説を行う。