「想像してた動きと全然違う」 ヘビvsヘビの決闘シーンを撮影…意外な「戦い方」に驚きの声(海外)
<オーストラリアの男性が自宅の裏庭でメスを取り合って戦う2匹のカーペットパイソンの様子を撮影。「なぜか面白い」など動画に魅了された人からのコメントが続々>
オーストラリアのニューサウスウェールズ州で2匹の巨大なヘビが激しく戦っている様子を捉えた動画が、オンライン掲示板「レディット」に投稿されてユーザーの注目を集めている。動画を見た人たちからは、ヘビ同士での戦いの方法が「想像していたのと全然違う」「現実はこうなのか」などと、驚きの声が上がった。 【動画】「想像してた動きと全然違う」 ヘビvsヘビの決闘シーンを撮影...意外な「戦い方」に驚きの声 この動画は「wolfweb」というユーザー名のもとで投稿された。投稿には「オーストラリアの東海岸にある私の家の裏庭で戦っている2匹のコースタルカーペットパイソン」という説明が添えられている。 投稿者は「ディーン」と呼ばれているが、フルネームは公開していない。ニューサウスウェールズ北部のバイロンベイ近くに暮らしており、ドローンのパイロットをしているという。ディーンは本誌に対して「動画は2匹のヘビが近くにいるメスの取り合いをしている様子を捉えたものだ」と述べた。 9月28日に撮影されたこの動画には、2匹のヘビが白い構造物の壁面に沿い、互いに体を巻きつけ合いながら地面を這いずり回っている様子が映っている。 ディーンは2匹のヘビが「約3時間この状態を続け、最終的には体が大きい方のヘビが去ることを決めたため小さい方が勝ったように見えた。翌日、小さい方がメスと一緒にいた」と述べ、さらにこうつけ加えた。「今回のヘビをはじめとする多くのニシキヘビにとって、こうした戦いは儀式のようなものでお互いを傷つけるためのものではない。どちらが強いのかを示すための戦いだ」 ■オーストラリアの木の上や民家の屋根裏でよく見つかる オーストラリアの非営利団体「王立動物虐待防止協会(RSPCA)」によれば、コースタルカーペットパイソンはニューサウスウェールズ州北東部とクイーンズランド州東部の広い地域に生息している。 クイーンズランド州環境・科学・革新省によれば、カーペットパイソンは毒がなく、タスマニア州を除くオーストラリアのほぼ全土で確認されている。「カーペットパイソンは静かにひっそりと行動することが多く、オリーブ色から茶色がかった皮膚にクリーム色の斑点がある。これが落ち葉や木の洞(うろ)、丸太や岩の隙間に隠れる際に周囲に溶け込むのに役立つ」と同省は述べた。 RSPCAによればカーペットパイソンは樹上生活を好み、木の上や民家の屋根裏でよく発見される。都市部の住宅でも発見されることがあるということだ。 またRSPCAによれば、カーペットパイソンをペットとして飼おうと考えている人々は「彼らが孤独を感じるのではと心配する必要はない」という。カーペットパイソンは社交的な動物ではないからだ。「むしろ複数のパイソンを一緒に飼うとヘビにとってストレスになり、資源をめぐる競争が生じて健康や成長の妨げになる。だから1つの飼育ケースで飼うのは1匹だけにするのが最善だ」と彼らは説明する。 ■「予想と違う」ヘビたちの戦い方に驚きのコメント レディットのユーザーたちは、動画の中のヘビ同士の戦いに大いに興味を引かれたようだ。 ユーザーのu9Nailsは「ヘビ同士の戦いで相手に噛みつくところを見たことがないのが興味深い。どのヘビも相手の頭を地面に押しつけようとしているように見える」とコメント。divinearcanumは「ヘビ同士の戦いというと、シューシュー音を出して超素早く相手を攻撃するのを想像するけれど、現実は......これなんだね」と書き込んだ。 Van-gardeは「レスリングのようなものだろう。相手を疲れさせて制御するんだ」とコメント。PawkittTheDemonは「これこそまさに戦いだ。笑えるぐらい即興の動きだ。まるでキリンが首を振り回して戦っているみたいだ(笑)」と書き込み、MsArchangeは「ヘビ同士の戦いってなんだか面白いね」と感想を投稿した。 KiD Keni-Dは「なぜだか分からないけど面白い」と書き込んだ。
スー・キム