【厚生年金】「月額20万円超」を受給する人は何パーセントいる?6月に届く「年金振込通知書」を要チェック!
国民年金の平均年金月額はいくら?
先述したとおり、国民年金の受給額は40年間の年金保険料の納付月数によって満額、あるいは満額から減額されるかが決定します。 ●国民年金の平均年金月額 〈全体〉平均年金月額:5万6316円 ・〈男性〉平均年金月額:5万8798円 ・〈女性〉平均年金月額:5万4426円 ●【国民年金】受給額ごとの人数(1万円刻み) ・1万円未満:6万5660人 ・1万円以上~2万円未満:27万4330人 ・2万円以上~3万円未満:88万1065人 ・3万円以上~4万円未満:266万1520人 ・4万円以上~5万円未満:465万5774人 ・5万円以上~6万円未満:824万6178人 ・6万円以上~7万円未満:1484万7491人 ・7万円以上~:178万3609人 国民年金のみを受給する方の平均月額は男女全体で5万6316円となりました。 厚生年金の平均月額と比べると10万円近い差が生じています。 老後に国民年金のみを受け取る予定の方は、年金収入だけで日々の生活をやりくりするのは難しいでしょう。 さて、ここまで厚生年金・国民年金の年金受給額を確認してきましたが、これらはすべて額面となる点にご留意ください。 老後に受給する年金からは、税金や社会保険料が天引きされる場合がほとんどです。年金収入が一定額に届かない場合には税金が非課税となるケースや、社会保険料を天引きでなく自身で納付するケースもあります。 年金額や住んでいる地域、家族構成などにより天引き額は異なりますが、割合としては額面の85~90%程度が手取りになると想定しておくと良いでしょう。 なお、額面がいくらで、税金・社会保険料がいくら天引きされ、実際に振り込まれる金額はいくらか? という詳細については、6月頃に送付される「年金振込通知書」でご確認いただけます。 次章で、年金振込通知書の見方を確認していきましょう。