作家箱田千尋さん(新居浜)が小説発売 「拝啓、桜守の君へ。」 花木テーマに女子大学生の成長物語(愛媛)
愛媛県新居浜市在住の作家箱田千尋さん(本紙コラム「伊予弁」執筆者)が久生夕貴のペンネームで発表し「第4回富士見ノベル大賞」で審査員特別賞を受賞した連作短編集「拝啓、桜守の君へ。」が13日に発売された。主人公の女子大学生が花木に宿る精霊や人々との交流を通じて成長する姿を書いている。 「拝啓―」は数年の構想を経て、箱田さんが2020年に執筆を始めた。当時2歳の子どもの育児に追われながらも夫のサポートを受け、早朝や休日に書き進めた。
愛媛新聞社