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犬への「オスワリ」は英語がいいか、日本語がいいか

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いぬのきもち WEB MAGAZINE

「いぬのきもちWEB MAGAZINE」が送る連載、家庭犬しつけインストラクター西川文二氏の「犬ってホントは」です。  犬にオスワリの指示を出すとき、オスワリと日本語で言う人もいれば、「Sit」と英語で言う人もいます。どちらが犬に伝わりやすいか、疑問に思ったことはありませんか?  英語のほうが伝わりやすい?  普段日本語を話しているのだから、指示も日本語でいい?  英語のほうが何となくカッコいい?  その答えがわかります(編集部) Stay、Down…… 前回、横文字ワードをいくつもキーボードに打っていたら、あることを思い出しました。 何を思い出したかというと、90年代コンパニオン・ドッグのトレーニングや、フライングディスク、アジリティなどのドッグスポーツが輸入され広がりを見せていたころ、指示は英語がいいのか、日本語がいいのかという、議論があったことを、です。 英語の響きのほうが、犬にわかりやすい?  「オスワリ」よりも「Sit」、「フセ」よりも「down」のほうが、響きとして伝わる?  犬の雑誌などには、英語のほうが犬に伝わる、なんて記事もあったように記憶しています。 何を根拠にしていたかは今や不明ですが、当時は結構真剣に議論していたような記憶があります。

三項随伴性の理解

私はある時期から、全く無意味な議論と気づきました。 なぜなら、犬が言葉に反応して行動を起こすのは、「三項随伴性」に基づいているからだと理解したからです。 三項随伴性に基づき教えるのであれば、英語も日本語もそうは大差ない。 三項随伴性とは学習の心理学や行動分析学で出てくる、すでに何十年も前から明らかにされている理論です。 三項とは、「刺激」と「行動」と「結果」のこと。 「先行刺激→行動→結果(いいことが起きる、あるいは嫌なことがなくなる)」というパターンを繰り返し体験していると、先行刺激に反応して行動を起こすようになるのです。 その時点で、先行刺激は合図(弁別刺激)として機能していくのです。

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