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1986年ドラフト会議で5球団競合となった投手は?

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 10月26日のドラフト会議が近づいている。高校、大学、社会人の逸材たちが、どの球団から指名を受けるのか。今年もまた多くのドラマが生まれそうだ。  ドラフトは「運」も大きく左右されるが、ここ2年、その運を持っているのは中日だろう。与田剛監督が一昨年はドラフト1位で4球団競合の根尾昂、昨年は3球団競合の石川昂弥を引き当てた。  今から34年前、1986年のドラフト会議で最も注目を浴びていた選手は近藤真一だった。愛知・享栄高のサウスポー。そのカーブはすぐにでもプロで通用すると言われるほど落差があった。  その近藤をドラフト1位で指名したのは5球団。ヤクルト、阪神、広島、日本ハム、そして中日だった。「俺が引く」。中日のクジを引いたのは星野仙一。来季から指揮を執ることが決まったばかりの新監督だった。  地元のスターを何としても引き当てたい中日。近藤の希望球団も地元の中日だった。相思相愛。星野新監督は見事に5分の1の確率をものにし、その瞬間、近藤も満面の笑みを浮かべた。  ドラフトがスタートして50年以上が経つが、中日が競合の末に獲得したドラフト1位は、この年の5球団が最多となる。小池秀郎(8球団/90年)、福留孝介(7球団/95年)、清原和博(6球団/85年)、菊池雄星(6球団/09年)を外している。  ちなみに8球団が野茂英雄を指名した89年、中日が単独で指名したのは現在監督を務める与田剛である。NTT東京の剛腕。野茂は近鉄が引き当て、野茂と与田の2人は90年の新人王に輝いた。  競合覚悟か、単独狙いか。各球団のドラフト戦略が問われるが、各球団の指名とともに、競合によるクジ抽選はドラフトの目玉でもある。さて今年は……。 写真=BBM

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