【『No No Girls』レポート#8】ちゃんみな「自由を取るんだったら、死ぬほどがんばってズバ抜けなければ認めてもらえない」一つひとつの言葉が胸を打つ運命の審査発表
「ポジティブなものを出していかないと人が離れていく」
次はKAEDE、MOMO、KOHARUのCチーム。まずはKAEDEから。 合宿中に曲作りを引っ張っていく彼女の姿を見て、感心していたちゃんみな。しかし、パフォーマンスとの差が気になったようだ。特にダンスではほかの候補生との差が目立っていた。 KAEDEにはもっと似合う姿があるのではないか、ギターをかき鳴らして歌っているほうが楽しいのではないか……ちゃんみなはそう考えたという。また、ガールズグループのメンバーとしてパフォーマンスを伸ばしていくのには、まだ時間がかかるのではないかと判断。彼女は4次審査を通過できなかった。 しかし、KAEDEの声については「日本ではなかなか見られないものを持っている」とも絶賛する。だから、時間をかけてでもダンスやパフォーマンスのスキルを磨いていってほしいと、ちゃんみなは伝えた。 続いてはMOMO。ちゃんみなは今回の発表を見て、MOMOの中でなりたいアーティスト像が見えてきたのではないかと感じたという。そして、そこに賭けたいと話す。歌もダンスもすべていい。だから、次はもう少しMOMOという人間を見せてほしい。そう伝えた上で、4次審査通過とした。 次はKOHARU。ちゃんみなは、動きと歌のバランスが取れていない、声がブレていたりとコントロールがまだ足りていない、スキルはみんなに比べたらまだ足りない、と指摘。けれども、KOHARUの合宿での様子を見てこうも感じたという。 「クリエイティブをするために生まれてきたんだろうなって、正直思いました」 KOHARUはずっと同じ場所を目指して曲作りをしていた。まるで狙いを定めた虎のごとく自分が望む完成形を一点に見つめて追い求めている姿に、ちゃんみなは期待をしているようだ。 KOHARUは4次審査通過となった。結果を受けて、彼女は声を震わせながら話し始める。自分の実力にみんなとの差を感じていたこと、納得いくステージになっていないこと、それによって自分を責めていたこと……。そんなKOHARUに対して、ちゃんみなはこう答える。 「自分の完成形を絶対離さずに見つめるっていうのが得意だと思うから、それをしてるとできると思うよ。絶対にネガティブになっちゃダメ。プライベートでネガティブになるのはいくらでもいいんだけど、パフォーマンスに関してはネガティブになったら絶対にダメなの」 ちゃんみなの声にどんどん力が入っていく。さらにこう続けた。 「歌、ダンス、パフォーマンス、これにネガティブになってしまった時点で負けなのよ。全部終わりなの。練習してきた時間もそうだし、練習に関わってくれたみんなもそうだし、このステージに関わってくれたみんな、観に来てくれたみんなに対して、めちゃくちゃ無礼なんですよ。ここが中心なんだから、ここからは全部ポジティブなものを出していかないと、人が離れていくと思います。がんばれ」