ヘンリー王子、マスコミに苦しみ「精神が壊れかけていた」…TV番組で母国と王室を離れた理由を赤裸々に語る
昨年からロサンゼルスで暮らしているヘンリー王子が、友人のジェームズ・コーデンが司会を務めるトーク番組『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』に出演。インタビューに応じ、多岐にわたる質問に答えた。 ロサンゼルスに落ち着いてからまだ月日が浅いヘンリー王子にとって、市内にはまだ見たことがないものがたくさん。 そこでジェームズは王子のために、オープントップバスでの市内ツアーと、イギリス風のティータイム(紅茶とクランペット)を用意。母国では許されなかったかたちでの観光を楽しんでもらった。 【写真】マスコミに人生を狂わされてしまった、10人の女性セレブたち 同時にジェームズは王子に、王室からの離脱や家族との関係、長男アーチーの最近の様子まで、さまざまなことについて尋ねた。そのなかで王子は、公務からの引退についてこう語っている。 「イギリスのマスコミがどんなものか、僕たちにはわかっていたんだ。それが僕のメンタルヘルスを崩壊に向かわせていた」「有害だと思っていた」 「だから夫なら、そして父親なら誰でも取るであろう行動を取ったんだ。それが、自分の家族をここから離さなくてはならない、ということだった」 王子とメーガン妃は当初、パートタイムで公務を行うという“ハイブリッド”な働き方を希望していた。それが祖母のエリザベス女王に認められなかったことについては、次のように話した。 「僕らは一度も(公務に)背を向けたことはないよ。……どのような決断が下されようと、僕は今後も責務から逃れることはない。常に(人々への)貢献を続けるよ」「奉仕することが僕の人生。だから、世界のどこにいようと同じこと」
王子はさらに、「思いやりの気持ちを届け、人々を喜ばせ、どんな小さな形でも、できる限りの方法で世界を変えようとしている」と付け加えた。 2月中に撮影されたこのインタビューの放送は、王子にとってアメリカに移住して以来のTV主演。当然のことながらジェームズは、その他の話題についても質問した。 それはたとえば、王子は英国王室を描いたNetflixの大ヒットドラマ『ザ・クラウン』を観ているのか、などだ。すると王子はドラマを観ていると明かし、こうコメントした。 「ニュースだと思わせようとしていない。フィクションだからね。でも、大まかには事実には基づいている。もちろん、厳密には正確ではないけれど」 「……ただ、(ロイヤルたちの)生活、家族や他の何より責務と奉仕を優先すべきというプレッシャーと、それが何をもたらすかについて、大体の見当はつくと思う」 さらに王子は、「家族や妻、自分自身について書かれている記事より、『ザ・クラウン』の方がずっと安心して見ていられるよ」とも語り、フィクションではなく事実として報道されるニュースには、本当に問題があると考えているらしき姿勢を見せた。 王子はまた、息子を誇りに思う父親として、長男アーチーの様子についても明らかにした。アーチーは最近、笑いが止まらないとのこと。 「最も驚くべき個性の持ち主だよ。もう3つ、4つの言葉をつなげて話すようになったんだ。歌もうたっているよ」 さらに王子によれば、アーチーが初めてしゃべった言葉は「クロコダイル(ワニ)」だそう。 王子はそのほか、祖父母のエリザベス女王とフィリップ殿下とZOOMミーティングで話をした後、殿下がノートパソコンを閉じればビデオ通話を終了にできると思っていたことや、女王夫妻がひ孫のアーチーに贈ってくれたクリスマスプレゼントについても明らかにした。 王子はアーチーが女王からクリスマスにもらったワッフルメーカーで、ベリーを添えシロップをかけたオーガニックのワッフルを、よく朝食用にメーガン妃と一緒に作っているとのこと。 家族で幸せに暮らす様子がうかがえたことに、ほっとしているファンも多いかもしれない。
From Harper’s BAZAAR