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【ラグビー】神戸製鋼ルーキー中孝祐が振り返る「カンガクの自主性」の中身

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ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

 昨季のラグビー大学選手権でインパクトを残したチームにはカンガクこと関西学院大が挙げられる。  12月21日の準々決勝では、ディフェンディングチャンピオンだった明大と激突。東京・秩父宮ラグビー場で魚雷のタックルを繰り返し、14ー22と惜敗も爪痕を残した。他の上位校がフルタイムの指導者を揃えるなか、学生主体でクラブを運営する。 「4回生からやっていこうと話してきた。それを貫き通せた」  こう振り返るのは中孝祐。鋭いランを繰り出した身長177センチ、体重90キロのWTBは当時4年生だった。  クラブでは、昨季まで指揮を執った牟田至監督が2度目の登板を果たした一昨季から練習量が増加。「平日も朝グラウンドに出て、授業の合間にウェイトをして、午後にまた…と3部練があったりもした」と話す。  もっとも、「練習内容など細かなところは、自分たちで決めていた」。セッションの内容に加え、ミーティングのタイミングをはじめとしたグラウンド外のスケジューリングも4年生が中心に策定。自分たちで組織を作り上げたという自負に背中を押されたことで、強豪校を相手にも持ち味を発揮できたのだろう。 「コーチ陣に与えられたミーティングより、自分たちでやるミーティングの方が意思統一がしやすいというか、皆の意識を共有しやすいというところはあると思います。でも、負けは負け。3回生以下には、『いい勝負したなぁ』ではなく『次は本当に勝つ』という気持ちでやって欲しいです」  春から神戸製鋼に加入。一昨季の国内トップリーグで15季ぶりの王座に立った同部は、新型コロナウイルスの感染拡大により不成立となった2020年大会も消化した試合は6戦全勝と好調を維持している。競争は激しい。しかし中は、主体的にチーム作りに加わる感覚を維持して存在感を示す。 (文:向 風見也)

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