『チェイサーゲームW2』主演・中村ゆりか、菅井友香とは「前作以上にお互いを引っ張り合えた」
テレビ東京ほかにて現在放送中のドラマ『チェイサーゲームW2 美しき天女たち』で、元櫻坂46の菅井友香とともにW主演を務める中村ゆりか。レズビアン同士の恋愛と人生を真正面から描いた第一作を踏まえ、今作では2人の過去が明かされるほか、恋のライバルも登場する新展開が始まる。今回、中村に作品の舞台裏を聞いた。(前後編の前編) 【写真】菅井友香とのW主演が話題、中村ゆりか撮りおろしカット【10点】 ──『チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ』の続編となる『チェイサーゲームW2 美しき天女たち』ですが、今作のみどころを教えてください。 中村 今作では、大学時代から両想いだった樹(菅井)と冬雨(中村)の出会いから恋に落ちるまでの過程がもっと生々しく濃厚に描かれています。また、樹の初恋の相手として、ちせさん演じる韓国人インフルエンサーのヨルムが登場し、2人の仲に亀裂が走るなど、波乱も巻き起こっていきます。 ──前シリーズでは、樹の上司として冬雨が現れて、一見厳しいパワハラ上司として接していたシーンもありましたが、今作での冬雨のみどころは? 中村 樹のことが忘れられないと同時に、夫も娘もいるというのが冬雨の役どころです。今回は、家族を犠牲にしてまで樹への愛を貫けるかがストーリーの核にもなってきます。娘の月ちゃんを演じてくれた秋山加奈さんの演技がとても繊細で、私も見ていて胸が痛くなりましたし、現場にいらした彼女のお母さんも泣いてしまうほどでした。 ──なるほど、冬雨にさまざまな試練が降りかかってきそうですね。 中村 やっぱり、恋する気持ちだけでは思い通りに行かないことも多いです。でも冬雨は前作を通して表情も豊かになってきて、可愛いらしいピュアな女の子にもなってきました。人間らしさが増して、演じていてもっと好きになりましたね。 ──可愛い、ですか? 中村 前作よりも樹に甘えたりする様子が見られるんです。ヨルムが登場して、樹がヨルムとよりを戻してしまうんじゃないかと嫉妬して不安になってしまったり、樹たちに結構振り回されていくんです(笑)。でもやっぱり樹のことが好きな気持ちが一番強いので、そこが彼女の行動の原動力です。