インフル明けの青学大エース太田蒼生 箱根駅伝前哨戦のMARCH対抗戦で順調な回復を証明
◆陸上 GMOインターネットグループプレゼンツMARCH対抗戦2024(23日、東京・町田GIONスタジアム) 第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)に出場する青学大(前回優勝)、法大(前回6位)、中大(前回13位)、立大(前回14位)と、予選会で敗退した明大(前回20位)の5校が参戦。1万メートルの公認レースを4組行い、各校上位10人の合計タイムで争った。 青学大のエース太田蒼生(4年)は、インフルエンザ感染から回復して1週間のため、各校のエース級が集まった最終第4組ではなく、持ちタイムが下位の第1組のペースメーカーとして出場。8000メートルまで設定タイム通りの23分40秒で先頭を走り続け、順調な回復ぶりを証明した。「きょうは予定通りに走れました。(インフルエンザで)練習を中断した分、明日(24日)もキツい練習を行う予定です」と太田は笑顔で話した。 原晋監督(57)は「全日本大学駅伝(11月3日)の後、インフルエンザに感染してしまいましたが、その時期で良かった。これから、箱根駅伝に向けて、例年通りに体調が上がってくるでしょう」と期待を込めて話した。太田は、前回の第100回箱根駅伝3区(21・4キロ)で日本人歴代最高の59分47秒で区間賞を獲得し、優勝に大きく貢献した。原監督は「駅伝男」と呼び、絶対の信頼を寄せる太田は、最後となる箱根駅伝でも爆走する準備を着々と進めている。 今季の学生3大駅伝は開幕戦の出雲駅伝(10月14日)、第2戦の全日本大学駅伝で、いずれも国学院大が快勝した。最終戦の箱根駅伝は、3冠に王手をかけた国学院大、両大会でいずれも2位だった駒大、3位だった青学大の「3強」を中心に激しい優勝争いが繰り広げられそうだ。
報知新聞社