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石川さゆり「家で泣いているんです…」“チャレンジ精神”の裏にある後悔・苦労を吐露

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TOKYO FM+

禁酒法の時代に、こっそり営業していたBAR「SPEAKEASY」。2020年の東京の街にも、そんなひそかなBARがありました。月曜から木曜の深夜1時にオープンする“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。各界の大物ゲストが訪れ、ここでしか話せないトークを展開するとか、しないとか……。 TOKYO FMの番組「TOKYO SPEAKEASY」6月17日(水)のお客様は、歌手・石川さゆりさんと、落語家・立川志の輔(たてかわ・しのすけ)さん。落語、浪曲、講談、ラップ……さまざまなジャンルに挑み続ける、石川さんの“チャレンジ精神”についてトークを繰り広げました。

◆「何でこんなことを言っちゃったんだろう…」(石川)

志の輔:さゆりさんは、次から次へと、さまざまなことにチャレンジしていますよね。落語、浪曲、講談……など、各舞台でいろんなことにチャレンジして成功させてきました。今回のラップ(KREVAさんとコラボした楽曲「オープニング『火事と喧嘩は江戸の華』feat. KREVA~ストトン節」:2020年1月配信リリース)には驚きましたけど。 石川:どの世界も、どの道もすごく深いと思うんですけれど、特に日本の芸能をいろんなところで拝見したり、拝聴したりしていると、“おもしろさ”“深さ”みたいなものを(感じて)、“私たちの歌の世界と一緒になって、もっとおもしろい形にならないかな?”って思うんです。 例えば、“落語”って聞くと、古典落語や窮屈なイメージを持っていらっしゃる方も多いと思います。それを、志の輔さんは「志の輔らくご」として、PARCO劇場で上演したり、“落語って、現代でもよくあるこんなことなんだよ”と、みんなが共感できるような落語をお作りになったりしています。 落語もそうですし、講談、浪曲……など、“日本の芸能のおもしろさを、歌と一緒にして多くの方に届けられたらいいな”と思ったのが、さっきの「芝浜」の話です。 あのときのように、「教えていただけないでしょうか!?」って言っちゃうんですよ。だから、どれだけの方にご迷惑をかけてきたかというのも感じてはいるんですけども。 志の輔:でもそれを、全部きちんとやり切っていますもんね。 石川:家で泣いているんです(笑)。お稽古に行くと、今まで楽しく拝見していたものが、“やっぱりこんなに厳しいものなのか……”という大きな高い壁にぶち当たるんです。“何でこんなことを言っちゃったんだろう……”って。つらくなって、舞台監督やみんなに話すと「でも言ったのは、さゆりさんですよ?」と返ってくる。その言葉はいつも同じなの。“やるしかないんだ!”と思ってやったことをお客様が楽しんでくださると、“またやっちまったけど、よかったかな?”って思いながら、また次のことにチャレンジする感じですね。 志の輔:いやぁ。そのチャレンジ精神が衰えないのは、すごいことだなと思います。 石川:そう。だから、この(KREVAさんとコラボした)ラップも、(最初は)“何で言っちゃったのかな……”って思いました。でも、日本の粋の世界、江戸の粋を(歌う)それだけだったら、“辛気臭いアルバムだわ……”ってなって、みなさんが耳を傾けてくださらない。だから、今の令和の時代をラップでダーッと語って、“でも、変わらぬものは日本の心意気だよ”というところに持って行き、江戸に落としていけたらいいなと思ったんです。 志の輔:「火事と喧嘩は江戸の華」というフレーズとラップを一緒にすると楽しい。もう本当に、世界を楽しんでいる。 石川:神様がささやくんです。“石川、行け!”って。 志の輔:いいなぁ。神様がついていて。 石川:いやいや。でもときどき、“行けとは言ったけど、まさかやるとは思わなかった”ともささやきます(笑)。もう止まらなくなっちゃっている。 (TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」6月17日(水)放送より)

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