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UFCデビューのマネル・ケイプ独占インタビュー「朝倉海が僕を進化させた」

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ゴング格闘技

僕がUFCを日本へ連れて行く

 2020年8月15日(日本時間16日)に開催される「UFC 252」でオクタゴンデビューが決定した元RIZINバンタム級王者マネル・ケイプ(26・アンゴラ)がゴング格闘技のインタビューに応じた。 【写真】朝倉海と初めてリング上で向き合ったときのケイプ  いきなりUFCのナンバーシリーズに登場するケイプが対戦する相手は、フライ級9位のホジェリオ・ボントリン(28・ブラジル)。UFCとしては、MMA16勝2敗(UFC2勝1敗)のボントリンを、MMA15勝4敗のケイプとマッチアップさせることで、元RIZINバンタム級王者のお手並みを拝見し、実力を査定するカードといえる。  フライ級ランカーのボントリンは打撃も寝技も得意とするウェルラウンダー。ブラジリアン柔術黒帯で、アマチュア時代にボクシングとムエタイでも州王者に輝くなど、多彩なテクニックを誇る。  UFCでは、2019年にマゴメド・ビブラトフにスプリット判定勝ち、ハウリアン・パイヴァを首相撲&ヒザ蹴りでカットさせTKO勝ちで2連勝を飾るも、2020年2月に体重超過のレイ・ボーグを相手に判定負けを喫し、今回は再起戦となる。  日本マットにも参戦経験があり、2016年12月にPANCRASEで春日井“寒天”たけしから1R 腕十字でタップを奪うも、前日計量で体重超過していたためノーコンテストに。2017年10月にはGRANDSLAMで元UFC・現LFAファイターの田中路教に3R リアネイキドチョークで一本負けしプロ初黒星を喫した。  対するケイプは、2019年大晦日に、堀口恭司が負傷欠場し返上したRIZINバンタム級王座をかけて朝倉海と対戦。2R 0分38秒、海の左ジャブから右ストレートに対し、内側から右ストレートを打ち抜いてダウンを奪いパウンドアウト、ベルトを巻いている。  2020年3月にUFCとの契約を電撃発表したマネル・ケイプは、UFCでのデビュー戦を前に何を思うか。話を聞くと、そこには溢れんばかりの日本マットへの愛があった。 ──8月15日の「UFC 252」ではバンタムではなく、フライ級でいきなりトップ9のランカーと対戦することになったけど、どう感じているかな。 「9位のランカーと戦うことに驚きはないよ。僕はRIZINのベルトを持っているんだからね。本当のことを言えば、フライ級のトップ4ファイターと戦うことになっていたんだけど、彼らは俺と戦うことを受け入れなかった。それが危険なことだと知っているから。いま、とてもいい感じだよ。UFCデビューに向けて興奮している。みんなをエンターテインして勝つために、もっと上げていくよ」 ──RIZINではバンタム級で戦っていたけど、フライ級はかつてマネルが戦っていた階級だね。 「フライ級に戻したのは戦略的なことからさ。僕はまだまだ若いし、減量しても順調に回復している。もちろんまだ僕の筋力のピークには達していない。しかし、本当の理由はフライ級のベルトを取ったら、バンタム級に上がってもう1本のベルトを獲ることにあるんだ! 僕の人生のすべては戦略に基づいている。すべてのステップには理由があるんだ」 ──UFCデビュー前から2冠宣言とは、ランカーたちの目が吊り上がりそうだ。今回、対戦するフライ級9位のホジェリオ・ボントリンは、UFCで2勝1敗。2017年10月には、日本で元UFCで現LFAの田中路教選手がボントリンにリアネイキドチョークで一本勝ちしている。あの試合も見ているかい? 「ホジェリオは強い打撃を持っているし、ハイクラッチのテイクダウンも強い。寝技でもサブミッションで11の一本勝ちをマークしている。そんな相手にタナカはスーパー、スーパーインテリジェントな戦いをしたね。タナカはホジェリオ自身が強いと思っていた組み技・柔術でドミネートした。ホジェリオはパニックに陥っただろう。自身の強みで支配されたホジェリオは、サイコロジカルで死に至った。心理的に終わることは戦争が終わる、ということだ」 ──君もそのホジェリオを越えて、フライ級とバンタム級で頂点に立つべく戦っていくと。しかし、君はRIZINバンタム級のベルトを持ったまま、UFCに行ってしまった。マネル・ケイプ戦を望んでいた扇久保博正選手と朝倉海選手にメッセージはないかな? 「アサクラとオオギクボ、2人のエリートアスリート、2人の素晴らしいアスリートの活躍を祈っているよ。特に、カイ・アサクラと作り上げたライバル関係が大好きだった。彼は僕を進化させたんだ。そして、いま、僕は毎朝目を覚まして、新たな目的のために戦っている。カイは僕の人生の中で大切な存在で、その出会いに感謝しているよ」 ──RIZINでの経験はUFCでどのように活きるだろうか。 「サイタマスーパーアリーナ、ヨコハマ、ナゴヤ、フクオカ……様々なアリーナで多くのファンの前で戦った。僕にとってRIZINでの戦いは、UFCでの戦いと同じ感覚だよ。RIZINとUFCは、世界で最高の2つの組織なんだ。両団体とも世界最高のファイターを擁している。ホリグチ、アサクラ、ミズガキ、ササキ……ほかにも色々なファイターと戦った。僕がRIZINで経験したこと以上に良い経験なんてあるかい? そして最後にはチャンピオンに輝いた。僕はUFCでも同じことをするよ!」 ──オクタゴンでの成功を祈るよ。最後に日本のファンにメッセージをもらえるかな。 「もちろんだ。僕はこのスポーツが偉大であってほしいと思っている。僕はMMAのモハメド・アリになる。UFCのベルトを制覇し、僕の日本のファンと一緒に、UFCを日本に連れていくよ! 日本での僕の物語はまだ終わっていないんだ。日本のみんなが応援してくれることを願っている。再び戻ってくるよ!」

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