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コロナ禍の親たちが「うちの子だけ勉強してない」と思いこむワケ

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プレジデントオンライン

今年の中学受験生を取り巻く環境は、例年と大きく違う。プロ家庭教師集団名門指導会代表の西村則康氏は「例年とは違う受験で、不安を感じる親は少なくない。だからといって、子供に勉強をやらせすぎてはいけない」という――。 【この記事の画像を見る】 ■「なぜうちの子の時に限って」という怒り  新型コロナウイルスの影響で、今年の中学受験を不安視する親は少なくない。緊急事態宣言下では塾の授業がオンラインに変わり、模試も自宅で受けた。“受験の天王山”と言われる夏休みは、小学校の夏休みが短くなったことで、学校と塾のダブル生活を余儀なくされ、忙しさが増した。  今は塾も通常授業に戻っているが、3密を避けるために入試回数を増やして分散させたり、試験時間を短くしたりするなど、入試のスタイルが変わる学校も出てきており、例年とは違う中学受験に不安の声が高まっている。そこには「なぜうちの子の時に限って」という怒りやもどかしさが見え隠れしている。 ■コロナで伸びた子、伸び悩んだ子  だが、受験生の置かれている状況はみな同じだ。むしろ、コロナでオンライン授業になったことで伸びた子もいる。上位層のある子は、小学校が休校になったぶん、しっかり考える時間が確保できるようになり、納得のいく勉強ができた。また、今まで塾の授業のスピードについて来られなかった子は、分からないところをくり返し見ることができる動画のメリットをうまく生かし、「分からないまま」という状態が少なくなった。だが、このようにうまくいったケースはそう多くはない。  どちらかといえば、うまくいかなかった家庭の方が多いように感じる。親子が一緒に過ごす時間が増えたことでストレスが増し、衝突したという声はよく聞く。また、オンラインでPCに触れる機会が増えたことによって、ゲームにのめり込む子が出てきた。休校期間中は、親も一日中子供の面倒をみていられないので、「ちゃんと勉強をしたら、ゲームをやっていいわよ」と言ってしまう。すると、子どもはゲームやりたさに、急いで問題を解くようになる。早く終わらせることが目的の勉強になってしまうのだ。だが、こういうゆがんだ勉強は伸び悩む。

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