秋季東北高校野球 10月12日に福島県で開幕 対戦相手決まる 聖光学院×能代松陽(秋田) 東日大昌平×東北学院榴ケ岡(宮城) 学法石川×久慈(岩手)
来春の選抜大会(センバツ)につながる第77回秋季東北地区高校野球大会の組み合わせ抽選会は3日、福島市のコラッセふくしまで開かれ、県代表3校の対戦相手が【表】の通り決まった。 第1代表の聖光学院は12日午後2時からいわき市のヨークいわきスタジアム(いわきグリーンスタジアム)で能代松陽(秋田第2代表)と、第2代表の東日大昌平は12日午前11時30分から福島市の県営あづま球場で東北学院榴ケ岡(宮城第3代表)と2回戦で戦う。第3代表の学法石川は12日午前9時からあづま球場で久慈(岩手第3代表)と1回戦で対戦する。 東北地区高野連の主催。東北6県の県大会を勝ち抜いた18チームがトーナメントで競う。決勝は19日午前10時から、ヨークいわきスタジアムで行う。 抽選会には各校の主将と部長ら約40人が出席し、くじを引いた。 ■センバツへ4強狙う 7年ぶり本県開催 地元3校注目 来春のセンバツの東北地区出場枠は3枠で、4強入りしたチームを中心に選考が進められる。7年ぶりの福島県開催となった秋の東北大会で、地元の聖光学院、東日大昌平、学法石川が準決勝以上に進めるか注目される。
4年連続22度目の出場の聖光学院は接戦を制し県大会を勝ち上がった能代松陽(秋田第2代表)と2回戦でぶつかる。昨年の1年生大会で対戦し、勝利した。竹内啓汰主将は「優勝して神宮大会に出場するのが目標。最後まで諦めずプレーする姿を見せたい」と7年ぶりの頂点を見据える。 3年ぶり6度目の出場の東日大昌平は秋初出場の東北学院榴ケ岡(宮城第3代表)と初戦の2回戦を戦う。好投手を擁する相手との試合に宗田昇大主将は「先を見過ぎず、まずは1勝できるように頑張りたい。最終的には歴史を塗り替えて甲子園に出たい」と闘志を燃やした。 5年連続24度目の出場の学法石川は1回戦で久慈(岩手第3代表)、勝てば鶴岡東(山形第1代表)と対戦。前回は第3代表から3勝してセンバツ切符をつかんでおり、再現を狙う。大栄利哉主将は「2点以内に抑え3点取る野球をする。開催地のチームとして意地を見せたい」と語った。