井岡一翔の再戦はどうなる? 亀田大毅氏「技術は井上尚弥選手より上。きわどい判定になる」
ボクシングの前WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(35=志成)が31日に東京・大田区総合体育館で同級王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)との再戦を控えるなか、専門家による予想も熱を帯びている。 元世界2階級制覇王者・亀田大毅氏(35)が自身のユーチューブチャンネルで、注目の大一番に言及。「前回(7月)の試合が大差、井岡選手が初めて完敗(0―3の判定負け)でやられた」としながらも「(井岡は)最強のディフェンスマスター。ボクシングのIQというか、すごみ、技術という意味では井上(尚弥)選手より上だと思うんですよ。ただ、派手さがないから井上選手にいきがちですけど。(井岡は)技術という意味ではたぶん、日本で今までで一番かもしれないですね」と改めて井岡の能力の高さを力説した。 大毅氏は「その井岡選手がマルティネスに屈した。何で負けたのかって、パワーでやられた。これがフライ級でやってたら勝つよ。スーパーフライだから負ける。ボクシングって、本当に1、2キロで変わるんやなというのが分かる試合」と前戦での井岡の敗因を分析。今回の再戦については「井岡選手って、再戦が強い。頭がいいから。きわどい判定になると思う」と接戦になるとの見方を示した。 その上で、大毅氏は最終的に小差で王者が防衛すると予想。「僕はみんなが思ってるより、マルティネスが圧勝するとは思わない」「2ー1の判定でマルティネスの勝ちですね。(井岡は)めちゃくちゃ善戦したな、前回と全然ちゃうな…前ほど差はなかった、井岡すげえ、みたいな試合になると思う」と展開を見通した。
東スポWEB