自民党員になった覚えがないのに、総裁選の投票用紙が届く…“幽霊党員”問題を検証 「党員を見繕った」渦中の国会議員の音声データを入手【報道特集】
この選挙期間中も、チューリップテレビは田畑議員への取材を続けていた。 Q.自民党員の党費を会社からの寄付金から充てていたという話、事実を確認したくてですね 田畑裕明 衆議院議員 「とんでもないです。またお話しさせてください」 Q.ご自身の党員登録の関与を隠ぺいしたという話もあるのですが、そのあたりは? 「…」 田畑事務所に改めて質問状を送ると。 田畑事務所からの回答 「党員登録については、法令に則り適切に処理をしております」 ■幽霊党員が100人前後いること、自身の音声データであることも認めるも… チューリップテレビは11月15日、田畑議員の名前を初めて出して幽霊党員問題を報じた。するとこの3日後、急きょ会見を開いた。 自民党 田畑裕明衆議院議員 「大変皆様にご心配をおかけしておりますこと深くお詫び申し上げる次第であります」 「不適切な党員登録であろう方々の人数は、約100名前後ではなかろうかと思われます」 いわゆる幽霊党員が100人前後いることを認めたが。 自民党 田畑裕明衆議院議 「本件の報道に関しまして、一部私が関与していた報道がございますが、私の見解を申し述べますが、私は関与しておりません」 Q.田畑さんご本人の音声データで間違いないでしょうか? 自民党 田畑裕明衆議院議 「音声テープは私自身の声だというふうに認識しているところであります」 自分の声だと認めたが、自身の関与については最後まで否定した。 11月28日、臨時国会が召集された。 最大の焦点は企業・団体献金禁止の是非だ。 立憲民主党 野田佳彦代表 「改革の本丸である企業団体献金の禁止をなぜ議論の俎上に載せようとしないのですか。端的にお答えをいただきたいと思います」 石破総理 「わが党としては、企業団体献金自体が不適切であるとは考えておりません」 論戦が交わされる中、新たな火種となりかねない問題を抱えているのが、田畑議員だ。 自民党本部からも説明責任を果たすよう求める声が上がっていた。