<動物愛護法>署名活動をスタート 実験動物と畜産動物についての改正実現を!
議員連盟において検討・議論が進められている
動物愛護法の前回改正において中心的な役割を担った「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」の中に設置された、動物愛護法改正プロジェクトチーム(以下、PT)。JAVAたち3団体はこのPTのアドバイザリーボードの一員として、検討・議論に参加しています。 PTでは、議題について有識者や関係者にヒアリングを実施しながら、検討・議論を進めています。2024年9月には、実験動物と畜産動物に関して、それぞれPTが開催されました。 PTはクローズドな検討の場であることから、詳細をご報告できないことをご了承ください。その上で、下記にどんな報告があったのかを紹介していきます。
9月3日、実験動物に関するPT
■ 長崎大学環境科学部 本庄萌准教授(オンライン参加) 「欧米における動物実験規制から得られる示唆」と題し、EUの指令2010/63/EUと米国の動物福祉法に基づく動物実験規制の解説や現状の説明がなされました。 ■ 倉敷芸術科学大学 古川敏紀前教授(オンライン参加) 大学の動物実験施設や研究所に勤務していた時の経験や欧米の監視機関への訪問経験等も踏まえ、日本の課題について述べました。 ■ 実験動物販売企業の方 実験用ビーグル犬の飼育環境等における同社のアニマルウェルフェアの取り組みについての説明がなされました。 ■ 厚生労働省・文部科学省・農林水産省 動物愛護法をもとにこの3省が策定している、所管機関における動物実験の実施等の基本指針の運用の現状の報告がなされました。また、厚生労働省医薬品審査管理課からは、医薬品、医薬部外品等の承認審査に係る動物実験や代替法の行政的受け入れの状況等についての説明がありました。 ■ JAVA、PEACE、アニマルライツセンター 代表してJAVAから、3団体が求める実験動物に関する改正4項目について、その理由や事例を含めて説明をしました。そして、関係省庁に理解と協力を求め、国会議員の皆様には改正の実現を強く要望しました。