きれいな水槽で新年を 鳥羽水族館で年末大掃除 三重
【鳥羽】三重県鳥羽市の鳥羽水族館で19日、カリフォルニアアシカ「リック」やミナミアフリカオットセイ「ドン」、ハイイロアザラシ3頭の計5頭が飼育されている「海獣の王国」の水槽の大掃除が行われた。 水槽は幅16メートル、奥行き13・5メートル、水深約3・5メートル。日頃から定期的に掃除しているが、今年最後の大掃除となったこの日は約600トンの水を抜き、飼育員6人が高圧洗浄機やデッキブラシを使って、床やアクリルチューブなどの汚れを念入りに落とした。 リックとアザラシたちは掃除中ものんびりと床に寝そべり、ドンは来館者に興味津々の様子で、水槽内を行ったり来たりして愛嬌(あいきょう)を振りまいていた。 飼育員の濱口玖美さんは「大掃除を終えると水もきれいになるし、壁のブルーも映える。きれいになった海獣の王国でダイナミックに泳ぐ姿を見てもらいたい」と話した。