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「勝ちたい理由が一つ増えている」 大坂なおみ、全米テニス決勝へ

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 女子テニスの大坂なおみ(22)=日清食品=が10日、全米オープンのシングルス準決勝に勝利し、2年ぶりの決勝進出を決めた。米警官による黒人男性銃撃事件など一連の人種差別に抗議の意志を示すため、被害者名が入ったマスクを決勝までの試合数と同じ7枚用意。並々ならぬ決意をもって臨んだ大舞台でその実力を存分に発揮している。 (47NEWS編集部)  準決勝の相手は世界41位のジェニファー・ブレイディ(米国)。今大会は4回戦で元世界ランキング1位のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)を破るなど準々決勝までの5試合を全てストレート勝ち。勢いに乗る相手との一戦はフルセットまで持ち込まれたが、強打で押し切り2時間を超える激闘を制した。  試合後、「決勝に進むことができてうれしい。大会の最終盤で相手のプレーの質も高かったし、楽しかった」と満足そうに笑顔をみせていた。  今大会の大坂は試合が始まる前、コートに現れた時点から多くの視線を集める。この日も、2016年にミネソタ州で警官に射殺された黒人男性フィランド・キャスティルさんの名前が入ったマスクを着けて入場していた。

 これまでに名前を入れた被害者家族からビデオメッセージを受け取ったという大坂。試合後のインタビューで「本当に心にぐっとくるものがあった。人々は自分の声を聞いてくれていると思う」とその胸中を明かしていた。  大坂が人種差別問題に対する「自分の声」を表明したのは8月末。全米オープンの前哨戦と位置づけられていたウエスタン・アンド・サザン・オープンの準決勝を抗議のため棄権すると明らかにしたことだった。  米ウィスコンシン州ケノーシャで8月23日に黒人男性が警官に背後から銃撃された事件に関し同国スポーツ界で抗議行動が一気に広がるなか、大坂はツイッターで「私はアスリートである前に黒人女性である。もっと注意を向ける多くの重要なことがある」と抗議に賛同する声を挙げた。  その後、大会の一日延期を受けて棄権を撤回。試合に臨んだ大坂は自分の声が届いたかどうかを問われ、次のように語っていた。「よく分からない。より注目されるし、余計なプレッシャーは感じてしまう。自分自身にかけるプレッシャーは大きいし、今回は勝ちたいと思う理由が一つ増えている」

 19年全豪オープン以来の四大大会3度目の制覇を目指す決勝は12日(日本時間13日)。相手は四大大会23勝を誇るセリーナ・ウィリアムズ(米国)を破った元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)だ。

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