芸能人やアイドルだけじゃない、SNSで「匂わせ」投稿をするユーザーたちの本音 「他人にアピールしたいわけじゃなくて…」
芸能人やアイドルの熱愛が発覚した際、しばしば指摘されるのが過去の「匂わせ」投稿だ。匂わせとは、恋人関係であることを公にできない芸能人や著名人の相手が、SNSで「それとなく関係を匂わせる」ことをいう。お揃いのアイテムを投稿したり、同棲している部屋の写真や旅行先の様子をアップしたりするため、ファンやアンチが関係を特定するケースもめずらしくない。
交際を隠さなくてはならない立場だからこそ意味がある匂わせ行為だが、一般人にもかかわらず、SNSで匂わせ投稿に励む人たちもいるという。一体どんな投稿なのか。
小さい文字で“悩み相談風”のポエムを投稿
都内のIT系企業でSEをしている男性・Aさん(25歳)は、大学時代からの友人だという女性の「匂わせSNS」に辟易しているとため息を漏らす。 「僕の友人は、学生時代から匂わせっぽい投稿をよくする子なんです。社会人になってからも、インスタのストーリーでよく“お悩み風”の匂わせ投稿をしています。最近だと、どうでもいい写真の上に、すごく小さな文字で『あの人に選ばれる日は来るのかな』とか『自分から電話できないのはツラい』『昨日は夢みたいだった、余韻』とか書いていますね(苦笑)。 こういう文面を見ると、不倫をしているのか、名前を明かせない有名人と付き合っているのか、周囲も気になりますよね。友達なら直接相談してくれればいいのに、あえてこういう表現をする。きっと、かまってちゃんアピールなんだろうなと思い、そっとしています」(Aさん)
「有名人が相手?」と思わせる意味深投稿
“映えない・盛れないSNS”として若年層に人気の『BeReal』でも、匂わせをする人がいるという。都内の大学に通う女性・Bさん(21歳)は、軽音サークルの友人が度々匂わせ投稿をしていると打ち明ける。 「同じサークルの女友達がよく匂わせ投稿をするんです。下北沢や渋谷のライブハウスでバンドのライブを観たことをインスタのストーリーに投稿したあと、BeRealでバンドマンらしき男性と密着している姿が映り込んだガラス越しの自分の写真をアップしていたんですよ。他にも、バンドの打ち上げらしき現場にいる様子をストーリーにアップして、すぐに削除したり、『あこがれの人と飲んでる』と飲み会のテーブルの写真を写したり……。 そこまで有名な相手じゃないと思いますけど、『有名人と飲んでいる自分』をアピールしたいんじゃないでしょうか。最近は『プレゼント大事にするね』とプレゼントの写真を載せていたので、もしかすると彼氏ができたのかもしれません(笑)。こっちから聞くと自慢されるのが目に見えているし、私も含めてサークル仲間はあえて触れないようにしています」(Bさん)