芸能人やアイドルだけじゃない、SNSで「匂わせ」投稿をするユーザーたちの本音 「他人にアピールしたいわけじゃなくて…」
やっている人は“匂わせ”の意識がない?
なぜ一般人にもかかわらず、芸能人のような匂わせ投稿をするのか。過去にこうした投稿をしていた経験がある人に、その意図を尋ねてみた。今年から社会人になった女性・Cさん(会社員・23歳)は、大学生時代によく匂わせをしていたそうだ。 「私は同棲していた彼氏の姿を、一部だけ写真に映り込ませていました(笑)。別れてから見返すと恥ずかしいんですけどね。テーブルに2人分の食事をあえて載せて撮ってみたり、ディズニーで彼氏の体の一部だけ写し込ませたりとか、そういう写真をストーリーに載せていました。 あとは相手の誕生日にケーキをアップして、『おめでとう』と書いたり……。そのときは自分のなかで浮き足立っていたというか、深い意味もなく、そういうことがしたかったんですよね。社会人になって別れてから、写真も全部消しました」(Cさん) Cさんの友人の男性・Dさん(会社員・23歳)は、LINEで匂わせをしていたという。 「僕も彼女ができたときに、後ろ姿の写真をLINEのプロフィール画像に設定していました(笑)。途中から恥ずかしくなって消しましたけど、彼女ができた当初は嬉しくて、友達に報告する前からSNSにちょこちょこと後ろ姿を載せたり、彼女がくれたモノを写り込ませたりしていましたね。他人にアピールしたいという気持ちよりも、彼女と2人で共有する楽しみを優先したというのが本音です。“匂わせ”という意図はないですね」(Dさん) 本人たちは「匂わせる」つもりがない投稿でも、周囲の人からは「芸能人でもないのに匂わせ投稿をしている人」と冷めた目で観察されていることもある。SNSは多くの人の目に触れるが、それを意識しているのか、意識していないのか……。