伊東勤氏、楽天退団の田中将大を心配「このままユニホーム脱ぐのは避けて」交渉の裏側推測「われわれでは分からない部分があったんでしょうけど」
現役時代は西武の捕手として活躍し、西武とロッテで監督、中日でヘッドコーチを務めた伊東勤氏が11日、自身のYouTubeチャンネル「伊東勤の110チャンネル」を更新。楽天を退団した田中将大投手について語った。 田中とは2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で選手とコーチの間柄だった伊東さんは「あの時は(年齢が)下の方の選手だったので、使いっ走りとかやられてたタイプで、人なつっこくて、性格も明るくて、いい印象しかなかった」と回顧。数年前に解説の仕事で札幌を訪れた際に再会し、「久しぶりに会って、話をしたんですけど、風格はすごくあって、大人の選手だった。人なつっこい笑顔は変わらずで。『まだまだ頑張れよ』と言ったら、『はい』と言っていた」と振り返った。 現時点ではオファーを待つ状況の田中に「早く球団が決まってくれたらね。これだけの実績がある選手なので、200勝をなんとかね」とあと3勝に迫っている200勝達成を期待。「それまで楽天が我慢して置いてくれるんじゃないかと思っていたけど、われわれでは分からない、いろいろな部分があったんでしょうけど」としつつ、「とにかく、このままユニホームを脱ぐというのは一番避けてほしいところなので。元気な勇姿をぜひ見せてほしい。お金とかそういう問題じゃないと思う。野球選手としてやれる環境が彼も一番ほしいところだと思うので、どこかの球団が声をかけていただいて、また元気な姿を見せてほしい」と望んだ。
中日スポーツ