【ボクシング】東洋太平洋ウェルター級戦、挑戦者、王者とも計量一発パス
16日に東京・後楽園ホールで行われる東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ、チャンピオンの長濱陸(角海老宝石)対挑戦者12位、豊嶋亮太(帝拳)戦の前日計量が行われ、長濱が66.1キロ、豊嶋が66.3キロとともに一発でパスした。 【BBMフォトギャラリー30】 ボクシング界の親子鷹 辰吉、寺地、畑中、杉谷
リミットから0.5キロ以上余して体重計を降りた長濱は、「もともと無理に減量するタイプではないので、体調は万全です」。初防衛戦となる戦いにも余裕を見せていた。 豊嶋については「打ち合い、アウトボクシングといろんなことができる選手」と分析。「どの局面でもぼくが上回って、逃げ場をなくさせてみせます」と自信を見せる。昨年2月、強打のクドゥラ金子(本多)を破ってチャンピオンになって以来のリング。「この1年間にやってきたことすべてを出したい」と言葉に力を入れた。 挑む豊嶋は1年4ヵ月ぶり。前戦で負った右拳負傷とパンデミックの影響での長期離脱の後、いきなりの大一番だ。「休んでいる間、ボクシングを考える時間が増えました。自分ではブランクもプラスと考えています」 「(長濱は)まとまっていて、何でもそつなくこなします。いつもと同じで先手必勝。自分からタイトルを獲りに行きます」 キャリア7年目のタイトル初挑戦に「ベルトはボクシング人生の確かな証し。まずは形を作ってから次のステップに進みます」とこちらも気魄を漂わせた。 写真提供◎角海老宝石ジム
ボクシング・マガジン編集部