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新型コロナで仕事が・・障害者支援施設の新たな取り組み 静岡・沼津市

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テレビ静岡NEWS

新型コロナウイルスの感染拡大は、障害者支援施設の運営にも影響を及ぼしています。 利用者が作業によって得られる収入の減少が予測される中、静岡県沼津市の施設は企業と連携した新しい取り組みを始め、存続に望みをつないでいます

出張マッサージ

「どこかつらいところはありますか?」 「この間やってもらって腰がすごく良かった」 「本当ですか?ありがとうございます」

疲れた体を癒すマッサージ。 ここは専門店ではなく生命保険会社の会議室です。 利用者「すごくありがたい。気分転換にもなるので」 マッサージを担当しているのは、視覚障害を持つ西巻明香さん。

JR沼津駅前にある障害者支援施設「ティンクル」から来ています。 「みなさん体調は大丈夫ですか?夏風邪とかが流行り始めていると思うので気を付けてください」 ティンクルは障害を持つ人に働く場を提供する支援施設です。

柱の1つ“点字名刺”が・・・

利用者は普段、企業から発注を受けた下請け作業をすることで収入を得ていますが、もともと視覚障害を持つ子供の保護者たちで立ち上げた施設ということもあり、柱の1つが点字名刺の製作でした。 しかし・・・

ティンクル・後藤譲治施設長 「ちょっと甘く見ていた。ここまでは(売上が)下がらないと思っていたが、明らかに下がったので見通しが甘かった」 新型コロナウイルスの感染拡大により、瞬く間に広がったリモートワーク。 名刺を使う機会が減ったことで、点字名刺の売り上げが激減。 本来は人事異動に伴い発注が増えるはずの春先も売り上げは伸び悩み、5月と6月は前の年と比べて2割程度まで落ち込みました。

マッサージ師の“派遣”に活路を

「このままでは、障害者が働く場が失われてしまう…」 そこで考えついたのがマッサージ師の派遣です。 ティンクル・後藤譲治施設長 「資格がものを言う。持っているのならその資格を使って生き生きと働いてくれればうれしいし、それによって所得も上がるなら一番好ましい」

ティンクルには国家資格である、あん摩マッサージ指圧師の資格を持つ利用者が2人いました。 これまでは施設の中でマッサージを行っていましたが、法律により広告に制限があるせいか広まらず、客は1日1人訪れるか訪れないか。 “開店休業”状態でした。

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