グラデーションの果肉が特徴 台湾・花蓮県、新たなドラゴンフルーツ発表
(台北中央社)東部・花蓮県政府は21日、北部・台北市のホテルで、同県玉里鎮の農家が栽培した新しいドラゴンフルーツを発表した。果肉の色が外側から内側にかけて、赤から白に徐々に変わるのが特徴で、関係者は「日本のシャインマスカットよりも甘い」とおいしさをアピールした。 発表されたドラゴンフルーツは、糖度が22度に達する。高価格帯のフルーツとして、3キロ(約5~7個入り)600台湾元(約2800円)で販売する。 県によると、栽培面積は約20ヘクタールで、有機栽培にこだわり、除草剤や化学肥料を使わず、除草や害虫駆除、収穫の際に使うはさみはその都度アルコール消毒して伝染病の予防に取り組んでいるという。 果物としては珍しくタンパク質が含まれ、豊富なベタシアニンは貴重な抗酸化物質として知られる。カルシウムやリン、鉄、マグネシウム、亜鉛などは心臓や血管に良く、食物繊維は腸の働きを助けるとされる。 徐榛蔚(じょしんい)県長は、自宅用としてもギフトとしても花蓮産のドラゴンフルーツは最も良い選択だと強調。品質に太鼓判を押した。 (楊淑閔/編集:齊藤啓介)