野口五郎

　歌手の野口五郎（68）が、14日放送のテレビ朝日系「サンドウィッチマン＆芦田愛菜の博士ちゃん　2時間SP」（後6・56）に出演し、伝説的歌手とのド緊張エピソードを明かした。 【写真】 野口五郎　伝説的歌手に呼ばれ自宅訪問も… 　この日のテーマは「一夜限りの紅白歌合戦」。これまで番組に登場した、昭和歌謡大好きな少年少女“博士ちゃん”が登場し、昭和歌手たちの「トップバッター対決」「演歌対決」「シティポップ対決」など、紅白での夢の対決を妄想して盛り上がった。 　「10代から活躍している歌手」として名前が挙がったのが、白組は尾崎豊さん、紅組は美空ひばりさんだった。 　野口はひばりさんのリハーサルでのエピソードを語った。「ある時、リハーサルが始まって、客席の一番前にヘッドホンがあったので、“分からないんです”って言って、そのヘッドホンでずっと聴いていたんですね、ひばりさんの歌声」。歌手になる前からの憧れの存在が、目の前で歌っている様子に、野口はヘッドホン越しに感動しながら聞き入っていたという。 　「僕らにとって、皆さんにとっても神様みたいな存在ですから、それをずっと聴いていて、歌い終わるのも忘れちゃっていて」。そのうち、ヘッドホンから聞こえてきたのは、野口を呼ぶ声だったという。「そしたら、“五郎君、五郎君”って聞こえるんですよ。ひばりさんが僕を呼んでいらして。“五郎君、あんた、審査員みたいよ”って。もの凄く恥ずかしくて、“すみません！”って」と笑わせた。 　その出来事をきっかけに、ひばりさんから自宅に招待されるという光栄な出来事があったという。ところが…。「家に遊びに行ったんですけど、家の近くまでは覚えているんですけど、どうやって入ってどうやって出てきたのか、まったく覚えてないです。緊張しまくって、小学校のころからの憧れなんで。こういうことなんだろうなって」。また「ちゃんとまともに顔を見たことがないんですよ。“はい！はい！”って言っているんだけど、実は目をずらしている」と、憧れがすぎて目も合わせられなかったと明かした。 　スターが語るスターとのエピソードに、「サンドウィッチマン」伊達みきおは「すごい貴重な経験談…」としみじみ語っていた。