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水上バイクのジェット水流でけが 消防放水の80倍の威力、海保が注意呼び掛け

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中国新聞デジタル

 15日午後6時半ごろ、広島県尾道市百島南西沖の備後灘で、福山市の40代女性が水上バイクの後部座席から海に転落した。尾道海上保安部によると、女性は直腸裂傷のけがを負い、病院に救急搬送されて手当てを受けている。水上バイクは女性の友人の同市の30代男性が操縦。女性が乗船中に波などでバランスを崩し、バイクの後部ステップに尻もちをついた後に海に落ちたという。命に別条はないとみられる。    今回の事故は、船体を推進させるジェット水流が被害女性の身体に当たり、けがにつながった。バイクは想像以上に速度が出て、思いがけない死亡事故も起きていることから、尾道海上保安部はあらためて注意を呼び掛けている。  水上バイク事故は尾道海上保安部と福山海上保安署が担当する県東部のエリアでは今年初めて。女性は後部座席に乗り、手すりにつかまっていたが、波しぶきに手を取られて海に落ちたという。水流は消防放水の約80倍もの威力があり、スパッツをはいていた女性も身体を守りきれなかった。  県東部での事故は昨年も2件で幸いにもけが人は出ていない。だが2013年に大崎上島町沖で、14年に笠岡市沖で死亡事故が発生。17年には江田島市沖でカキいかだに衝突し、操船者が亡くなった。速度の出し過ぎによる衝突、急な旋回による転落など危険は身近にある。  今回は水上バイクは直進中。無謀な運転はしていなかったとみられるが、尾道海上保安部の麓茂樹交通課長は「無理な加速や旋回をしないことはもちろん、同乗者の体勢や服装にも注意して」と話す。ジェット水流が内臓を損傷させ、最悪の場合死に至らせる恐れもあるとし、ウエットスーツの着用などが望ましいという。狭い尾道水道をバイクが並走することもあり、船舶や岩礁などへの見張りの徹底も呼び掛けている。

中国新聞社

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