国際テニス連盟が日本の齋藤咲良を“有望選手”の1人に選出!「輝かしい未来を予感させている」と高評価<SMASH>
ITF(国際テニス連盟)は12月13日に「ITF Class of 2024」に選出した6選手を発表。その1人として日本女子のホープ、18歳の齋藤咲良が選ばれた。 【画像】石井さやかと齋藤咲良が激突! 2024年全日本選手権決勝を厳選ショットでプレイバック! ITFはATP・WTAツアーの下部カテゴリーであるITFツアーを管轄している。この「Class of ...」は、その年にITFツアーで活躍し、最も有望でブレークした才能のある選手、そして来年さらに大きな活躍が期待される選手を表彰するというもの。過去にはヤクブ・メンシク(チェコ/2022年)やミラ・アンドレーワ(ロシア/2023年)などが選ばれており、いわば世界上位への“通過証”のような賞と言えるだろう。 今年の選考はATP、WTAの代表者と、ITFからはマーク・ウッドフォード氏(元ダブルス世界1位)、メアリー・ピアース氏(元全豪・全仏女王)、日本の川廷尚弘氏らがパネラーとして加わり、14人の最終候補選手の中から決定された。その1人に選ばれた齋藤。ITFは受賞者発表のリリースの中で、齋藤のことを以下のように紹介している。 「サイトウは2025年にトップ100入りを果たすのに十分な位置にいる。今季は200位近く順位を上げ、キャリアハイの156位でシーズンを終えた。W50ノンタブリー、W75バーニーで決勝に進出し、6月にはW100ビアリッツでタイトルを獲得した。さらに10月には、ツアーデビュー戦となった大阪大会(ジャパンオープン女子)で準々決勝に進出し、日本で最も才能ある若手プレーヤーの1人として、輝かしい未来を予感させている」 ITFの公式サイトでは齋藤の詳しいストーリーも掲載。その中で齋藤は受賞の感想をこう述べている。 「ITFの2024年メンバーに選出されてうれしいです。今年はITFの最高レベルの大会であるビアリッツのW100で優勝し、ランキングを上げることができました。ローランギャロス(全仏)と全米オープンでは(予選に出場し)自分の力を試すことができました」 なお、齋藤以外に選出されたのは以下の5人。 ・ニコライ・ブドコフ・ケア(ノルウェー/18歳/男子ジュニアランク1位) ・イバ・ヨビッチ(アメリカ/17歳/WTA194位/全米オープン2回戦) ・ソラナ・シエラ(アルゼンチン/20歳/WTA最高145位/ITF6大会で優勝) ・ラーナー・ティエン(アメリカ/19歳/ATP最高114位/ネクストジェン最終戦出場) ・テレサ・バレントバ(チェコ/17歳/WTA最高240位/ITF5大会で優勝) 次代のテニス界を担うITF“公認”のメンバーに名を連ねた齋藤。来年のさらなる活躍が今から待ち遠しい。 構成●スマッシュ編集部