鹿児島県の出水平野で28季連続「万羽鶴」…国内最大級のツルの越冬地、ナベヅルやマナヅル
国内最大級のツルの越冬地・鹿児島県出水市の出水平野で30日朝、今季初めてとなる羽数調査が行われ、1万羽を超える「万羽鶴」を28季連続で達成した。 【動画】ツルの越冬地・出水平野に1万2972羽…鹿児島県出水市(1月)
地元の中学生ら約100人が早朝から双眼鏡などを使って調査し、ナベヅルやマナヅルなど1万2992羽を確認した。参加した同市立高尾野中3年の生徒(15)は「どれくらい来ているか不安だったが、1万羽を超えてうれしい」と話した。
一方、同市では今月に入り、田んぼを活用し、ツルやカモが利用しているとみられるねぐらの水、ナベヅルの死骸から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されており、県や市が警戒を続けている。