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Apple Watchはなぜ「血中酸素濃度」計測機能を搭載したか

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現代ビジネス

注目の最新機能

 9月18日、アップルが新しい「Apple Watch」を発売した。最新モデルである「Series 6」には、新たに「血中酸素濃度」の計測機能が搭載された。 アップルがCPU変更でデバイス大統合を狙う3つの理由  同社は、Apple Watchが果たしていく役割の軸を「健康推進」に置いており、今回の機能アップもその一環だ。それを支えているのはもちろん、センサーと、それが収集する情報の活用法の進化である。  Apple Watchの進化を通して、その最前線を見ていこう。

新たに搭載された「赤」いセンサー

 以前から、Apple Watchの背面には緑色に光るLEDを使ったセンサーが搭載されている。これは心拍センサーであり、移動中・安静時などの心拍数を計測するのに使われている。  Apple Watch Series 6には今回、緑の他に「赤」のセンサーが搭載された。この緑と赤の組み合わせが、血中酸素濃度計測用のセンサーだ。  計測はきわめて簡単だ。  ──腕の皮膚に接触させ、15秒間安静にする。手を動かしたりすると、正確に計測できないことがあるからだ。一度ちゃんと計測しておけば、あとは腕につけているだけで、計測可能なタイミングを見計らって、自動的に計測される。  血中酸素濃度は「SpO2」ともよばれ、血液の中にどれだけ酸素が取り込まれているかを示す数値だ。体調を把握するために重要な指針の1つである。新型コロナウイルス感染症の症状として、心肺機能が低下した場合に血中酸素濃度が下がる可能性があることから注目を集めたのは記憶に新しいところだ。  血中酸素濃度の計測には、一般に「パルスオキシメーター」という機器が使われる。パルスオキシメーターは、皮膚を通して光を当てることで拍動する動脈の血流を検知し、その光の吸収量から血中の酸素濃度を計測するものだ。  しくみとしては、Apple Watch Series 6に搭載されたものも同様である。ただし、パルスオキシメーターとは違って、医師の指導のもとで使うといった性質のものではない。また、検査精度や機能的な制限もあり、Apple Watchはあくまで医療目的の機器ではなく、個人の判断で自分の健康を確認する「ウェルネス機器」という位置づけとなっている。

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