【全文紹介】鉄道ファンの藤井聡太七冠 選考務めた「日本鉄道賞」スピーチにあふれる“鉄道愛”(日テレ鉄道部)
■大賞にはJR西日本・特急「やくも」~沿線の文化・風景・自然とお客様、鉄道が交感する列車~
今年最も優れた「日本鉄道大賞」には、西日本旅客鉄道株式会社 特急「やくも」~沿線の文化・風景・自然とお客様、鉄道が交感する列車~ が受賞しました。 企画コンセプトから車両内外のデザイン・グラフィックまで監修したデザイナー川西康之さん(イチバンセン)も会場に。満面の笑みで受賞を喜びました。
■デザイン監修 川西康之さん (全文)
この受賞は我々デザイナーではなくJR西日本の皆さん、それも幅広い分野の、車両から駅から営業からメンテナンスから清掃から、全ての皆さんが関わった受賞です。 また地域の住民の代表をして下さった社員のご家族の皆さんも含めて、またグループ会社の皆さんも含めての受賞です。本当にありがとうございます。 我々、「やくもカラー、気に入っていただけるかな?」と思って送り出したのですが、皆さんに浸透して下さって嬉しく思います。
■芳賀・宇都宮LRT ライトライン 「特別賞」を受賞
登壇後の高井徹宇都宮ライトレール社長に単独インタビューをさせてもらいました。 高井徹社長 「特にこの4月以降、お客様がもっと増えてきました。 高校生や中学生が日常の足として使ってもらっている。特に高校生が増えたのは、東から街の中に通学するという新しい流れが生まれました。進学先の多様化なんかも図られたので公共交通事業者としてはうれしいです」 「そこに行けば来る日常の交通機関として、暮らしの中に溶け込み、街になじんできている様になりました。『ライトラインのある風景』になってきたのだと思います。一般の方、鉄道が好きな方、同業他社様がたくさん見にきてくださっている。新しいモデル列車の一つのあり方、街作りとセットになったような、街作りと連動したLRTのあり方宇都宮市、芳賀町、町のおかげです」 「今回の『日本鉄道賞特別賞』の受賞は社員たちの励みになったと思います。全国から移住して、私どもの社員になってくれて、1日、1日安全に運行してくれた結果だと思っています。社員たちを誇りに思っております」 高井社長の社員への感謝、そして協力してくれた市や町、生活者への感謝を真っ直ぐな眼差しで話していたのが印象的でした。賞状と楯を弾むような思いで持って帰るのではないでしょうか。他にも受賞された団体の皆さん、心からおめでとうございました!