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基地従業員、説明なく数時間足止め 普天間飛行場内コロナ感染 周辺住民に不安も

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琉球新報

 【宜野湾】宜野湾市の中心部にある米軍普天間飛行場内で新型コロナウイルス感染が判明した7日、基地で働く従業員は基地内に数時間足止めされた。詳細な説明はなかった。地域住民にも連絡はなく不安を募らせた。一方、この日も午後10時以降もヘリコプターの離着陸訓練が続けられた。   基地従業員らによると、少なくとも午後3時ごろに基地内待機を指示された。出入り口として普段運用されている北側の野嵩ゲートは閉じられた。5時すぎ、西側の大山ゲートではマスク姿の米兵が門前に立ち、基地内に入ろうとする車に声を掛けていた。基地内の建設現場で働く同僚を心配し、ゲート前に訪れた女性は「いつ出られるのでしょうか」と不安げだった。  待機解除後の6時から7時に掛けて、基地から車が出てきた。基地従業員が運転するとみられる車に加え、米兵らが乗るYナンバー車もあった。8時、米兵とみられる青年5~6人がマスクをしないまま基地の外へ歩いていった。  同基地の従業員には7日時点で詳しい説明がないという。不安を感じる従業員からは「一刻も早く具体的な情報を」との声が上がった。  基地で働く男性によると、基地内で運行している無料バスは日本人従業員が6人の2交代制で運用され、少なくとも一日計12人が働いている。男性は「コロナ対策で乗客人数を絞っているとはいえ、同じ空間にいた場合、感染する恐れがある」と懸念した。基地間を運行するバスにも触れ「広がる恐れもある。(感染者の)行動を具体的に公表すべきだ」と訴えた。  7日午後3時ごろ、この男性が所属する部署の従業員らは基地内待機を指示された。具体的な説明はなく、午後7時すぎに待機は解除された。男性の所属部署では、独自でPCR検査を従業員に受診させることを検討しているという。  全駐労沖縄地区の與那覇栄蔵執行委員長は「(午後7時現在で)海兵隊員の感染の情報は全駐労に入っていない。待機の話は聞いたが、何が起きているのか分からない」と話した。  ジョギング中の50代男性は「驚いた。情報公開をしっかりやってほしい。感染が基地内でとどまるといいが、無制限に外に出られると怖い」と話した。  午後10時すぎ、航空機騒音規制措置(騒音防止協定)の時間外でも米軍機の飛行訓練が続いていた。

琉球新報社

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