大橋ジム北野トレーナーの長男北野武郎、日本ユース王座獲得「取らないとダメと思っていた」
＜プロボクシング：フェニックスバトル122大会＞◇25日◇東京・後楽園ホール 日本ユース・ミニマム級タイトルマッチ8回戦が行われ、挑戦者となる大橋ジムのトレーナーで元日本フライ級1位の北野良氏の長男・武郎（20＝大橋）が王座獲得に成功した。 プロ8戦目で同級王者宮沢蓮斗（21＝松田）に挑戦し、2－0（77－77、77－75×2）の判定勝利を収めた。A級初戦で日本ユース王座ベルトを手にした。北野は「ユース王座は取らないとダメと自分の中で思っていた。宮沢選手が強くてきつかった。成長できる試合でした」とほっとした笑みを浮かべた。 サウスポースタイルから北野は積極的に打ち込んできた王者に対して冷静に対処。左オーバーハンドや左ストレートを駆使し、中盤から終盤にかけて打ち合って最後に競り勝った。北野は「冷静に戦えて良かった。7、8回で前に出る作戦でした。自分の成長は感じられました。これからもっと練習してもっと上にいきたい」と決意を示した。 神奈川・大磯町出身の北野は中学3年の時に父とともに大橋ジム入りし、アマ戦績は7勝無敗。23年2月、C級（4回戦）プロテストに合格し、4月に白星デビュー。東日本ミニマム級新人王を獲得していた。【藤中栄二】
