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ロンドン発のブランド「エステ」が徹底するトレーサビリティ。

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VOGUE JAPAN

購入した服は、いったいどんな素材を使用しどこの工場で作られているのか? ファッション業界がサステナブルであり続けるためには、まずトレーサビリティ(追跡可能性)を徹底することが重要だ。ジェンダーニュートラルなデザインが魅力のロンドン発「エステ(ESTHE)」は、40年にわたりテキスタイル業を家族で営んできた背景をもつ。クリエーションを支える“顔のみえるものづくり”を探っていこう。

2018年にロンドンで誕生したブランド「エステ(ESTHE)」は40年にわたりテキスタイル工場として、様々なブランドへファブリックを提供してきたバックグラウンドを持つ 。モダンなデザインは、テキスタイルを強みとするブランドならではのカラー使いと絶妙なレイヤリングが特長だ。オンラインショップを覗くと、一見モード&スポーティなスタイルが多く並んでいるが、徹底的なトレーサビリティに力を注いでいることに気づく。サステナブルなファッションを考える上で、素材の原産地や生産過程、労働環境などあらゆる情報を可視化することは、避けては通れないスタンダードとなりつつある。

エステのオンラインショップは、各アイテムのページに進み「プロダクト バックグラウンド」という箇所をクリックすると、通常であれば生産国などが書かれている場所に、「どの工場で作られたか」という情報が明確に記されている。メインの工場を含む全4カ所は、いずれも世界中のブランドの商品を作り続けている伝統ある工場であるが、さらにページを進めると「どのように作られているのか」を写真とともに確認することが可能だ。 メインの工場では、2011年にアメリカで設立された世界的なNGO団体「サステナブル・アパレル連合(SAC)」の「HIGGインデックス(サプライチェーン全体での環境パフォーマンスの測定や、評価方法の標準化を実現するためのツール)」の監査を受け、環境へのインパクトを明確にしている(情報は毎年更新され誰でも閲覧可能)。その他の工場もSMETA(Sedex Members Ethical Trade Audit)という世界基準の監査を取り入れているなど、エシカルな情報開示を徹底。消費者は安心感と共感をもって、ショッピングを楽しむことができるのだ。

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