測量機器事業の千代田測器、VPN終端装置をクラウドサービスにリプレース
測量機器事業を主力とする千代田測器は、オンプレミスのVPN終端装置をシスコシステムズとセコムトラストシステムズの「Cisco Secure Connect」のマネージドサービスにリプレースし、セキュリティを強化した。シスコシステムズが発表した。 千代田測器は、測量機器の販売や修理、校正の請負、受託管理などを手掛ける。従来はリモートユーザーのためにオンプレミスでVPN終端装置を設置していたが、運用の手間がかかることが課題となっており、Cisco Secure Connectのマネージドサービスに移行した。 Cisco Secure Connectは、クラウド経由でクライアントベースのリモートアクセスVPNや、ウェブブラウザーベースでのゼロトラストネットワークアクセスなどの機能を提供する。セコムトラストシステムズは、セコムグループでビジネスプロセスアウトシーシングと情報通信事業を手掛ける。今回は、Cisco Secure Connectにセコムトラストシステムズのクラウドセキュリティソリューションを追加し、同社が千代田測器など顧客での導入や運用、サポートを支援するマネージドサービスとなっている。 千代田測器は、導入したサービスについて、「運用に手間のかかるVPN終端装置の設置が不要になり、脆弱(ぜいじゃく)性や冗長化の対策もクラウド側で実施されている。セキュリティレベルの向上と運用負荷の軽減を同時に実現でき、IT部門としてはとても満足している」とのコメントを寄せている。