石破新総裁の “核共有” に広島市長「非核三原則は譲れない一線」と注文 「被爆地の声しっかり受け止めて」
中国放送
自民党の 石破茂 新総裁が総裁選中、「核共有」の議論が必要と主張したことについて、広島市の松井市長は、「非核三原則は譲れない一線だ」と指摘しました。 【写真を見る】石破新総裁の “核共有” に広島市長「非核三原則は譲れない一線」と注文 「被爆地の声しっかり受け止めて」 広島市 松井一実 市長 「非核三原則は国是としてしっかり守っていただきたい。これは被爆者の切なる願い、こんな思いを誰にもさせないという思いを原点にしたときに、譲れない一線だと」 松井市長は、石破総裁が総裁選中にアメリカの核兵器を日本で運用する「核共有」の議論が必要と主張したことについて、このように述べました。 また、広島出身の岸田総理が平和に関する取り組みを進めてきたと述べたあと、石破総裁にも被爆地の声を受け止めてほしいと話しました。 広島市 松井一実 市長 「被爆地の声をしっかりと受け止めてほしいし、世界恒久平和の実現に向けて、一緒になって力を尽くしていただく、そういうふうにしていただきたいなというふうに期待します」 全国市長会の会長としての立場では、▽防災・減災対策のほか、▽人口減少問題を国の最重要課題として位置づけるよう求めました。 そして、▽東京一極集中を是正し、石破総裁が力を入れる「地方創生」の取り組みを強化してほしいと要望しました。
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