武蔵小山にカフェ「オリーブ&ドロシー」 地元店のコーヒー豆や食パン使う
カフェ「Olive & Dorothy(オリーブ&ドロシー)」(品川区小山2、TEL 03-3782-8931)がライフ武蔵小山店近くにオープンして2カ月がたつ。(品川経済新聞) 【写真】カフェ「Olive & Dorothy」外観 内海浩恵さんが夫の秀樹さんと2人で店を切り盛りする。オープンの経緯について、浩恵さんは「空き家になっていた実家の利用方法を考えていた。当初はシェアキッチンとして貸し出そうと思っていたが、地域の人がより日常的に使えるカフェ業態に決めた」と話す。秀樹さんは「定年退職後、彼女のやりたいことをサポートするために店の手伝いをしている」と笑顔を見せる。 店舗は実家のレイアウトを生かして入り口側にキッチンスペース、奥側に席を配置する。外観は目立つように黄色を取り入れ、内装は白を基調とした明るい雰囲気に仕上げた。トイレの壁紙には、インテリアショップ「あんの木」(同)の壁紙を使う。店舗面積は約10坪。席数はカウンター=3席、テーブル=8席。 店名の由来は、浩恵さんのあだ名「オリーブ」と、ラテン語で「神の贈り物」を意味する女性の名前Dorothy(ドロシー)から。浩恵さんは、米国の漫画のキャラクター「ポパイ」の恋人「オリーブ」に似ているため、あだ名を付けられたという。 看板メニューの「本日コーヒー」(温・冷=500円)は、向かいの「Coffee Roast brun(コーヒーロースト ブラン)」(同)で焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を使う。「ブランは昔からよく通っていた店。以前は店内でコーヒーを提供していたが、コロナ禍以降は豆の販売のみになってしまった。すぐ目の前の当店でブランの味を注文できるようになり、地域の皆さんに喜んでもらえている」と浩恵さん。 そのほか、ブレンドコーヒーやレモンティー(以上、温・冷=450円)、フレッシュジュース、クリームソーダ(以上600円)、「キリン 一番搾り(小瓶)」(550円)なども用意する。 フードメニューは、ビーフカレーやハヤシライス(以上900円)、「ヨシナカベーカリー」(同)の食パンを使ったトースト(400円)、チーズトースト(450円)を提供する。 「間口は狭いのに店内はこんなに広かったのか、と驚くお客さんが多い。気軽に入店してほしい」と秀樹さん。浩恵さんは「地元の人々に居心地の良い店づくりを目指していきたい。今後はデザートメニューの開発や営業時間の延長など、試行錯誤していく」と意気込む。 営業時間は10時~17時。水曜・木曜定休。
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