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【特集】新型コロナウイルスの患者を受け入れてきた医療現場の今 第2波に備えた「施設」「人員」

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MBSニュース

新型コロナウイルスの感染の広がりは落ち着きつつありますが、今も患者を受け入れている病院では感染の再拡大や第2波の到来に備えた体制作りが続けられています。現場を取材しました。

ほぼ毎日“コロナ疑い”の患者が救急搬送される病院

5月下旬に取材した大阪市内にある民間の病院。救急外来の電話が鳴らない日はありません。 「37.8℃ね。はい、わかりました。何分で来ますか?15分くらい。」(電話で話す看護師) この日、運び込まれたのは80代男性で、発熱に加えて呼吸器症状があるといいます。救急隊が男性の症状を病院の職員らに説明します。 「10時に医師の往診があって、その時に38℃まで…」(救急隊) 新型コロナウイルスによる肺炎の疑いもあるため、急きょCT検査が行われました。 「肺炎が疑われる以上、症状だけでは新型コロナウイルスか一般の細菌性肺炎か鑑別するのがなかなか難しいと考えておりました。新型コロナウイルスの肺炎に特異的な所見が見られなかったので、新型コロナウイルスの疑いは低いのではないかと考えました。」(治療した医師) 大阪府は6月9日現在、府内の69の病院で新型コロナウイルス専用病床として1225床を確保していますが、入院患者は57人(重症15人)で使用率は約5%にとどまっています。一方で、感染が疑われる患者を受け入れている民間病院には、今も発熱や肺炎症状など新型コロナウイルスの疑いがある患者が、ほぼ毎日救急搬送されてきます。

「3月末の段階では大阪府でも1日の感染者数が2桁いったぐらいだった。そのあたり(3月末頃)で救急搬送を受ける病院と受けない病院がはっきりしてきて、搬送先に困る患者さんが結構出てきたという印象を持っています。」(院長)

民間病院の中には、院内感染を恐れ、新型コロナウイルスに感染した疑いがある患者を一切受け入れない病院もあります。このため、この病院には4月以降、通常の約1.5倍にあたる300件以上の救急搬送依頼がありました。 「新型コロナウイルスの患者が一般の入院に紛れ込んでしまって、院内で(感染が)広がったら相当ダメージが大きいということで。どんどん感染者数が増えている時は(職員も)相当不安だったと思いますね。」(院長)

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