いざ大一番!名付けたスリールミニョンと挑む2歳女王決定戦・阪神JF!【永島まなみの騎乗馬展望】
――なんといっても今週はスリールミニョンと参戦する阪神ジュベナイルフィリーズのお話からでしょう。大一番ですね。 いざ大一番!名付けたスリールミニョンと挑む2歳女王決定戦・阪神JF!【永島まなみ騎手コラム】 そうですね、しっかり全力を出せるように頑張りたいと思います! ――一つ一つ伺いたいのですが、まずは状態面から伺わせてください。この中間は1週前追い切りに騎乗されました。 坂路の1週前追い切りに乗せていただいたのですが、調教では前走の時より折り合いはつくようになっています。 残り1ハロン半のあたりから併走相手のペイシャフラワーを追い抜く形の追い切りで、一脚使わせる内容だったんですが、いい反応もしてくれました。ちょっと私が早めに促した分、最後は逆時計になっているものの、いい負荷が掛かった調教ができたと思います。 ――ファンタジーSから1カ月が経ちました。この中間、スリールミニョンの成長したポイントはどのあたりにあるのでしょうか。 まだちょっと幼いところはありますが、以前に比べるとそういう面が少なくなって大人になっているかなと感じています。身体的にはレースを使うごとにムキっと、ミスターメロディ産駒らしい感じになってきましたね。 ――新潟2歳S以来、3走ぶりのマイルとなります。折り合い面について、まなみ騎手の中で何か対策はありますか? 今回は1ハロン距離が延びるということもあって、一番の課題はやはり折り合いだと思います。前回馬の後ろで抑えたことを覚えていてくれればいいですね。追い切りの感じでは前回より折り合いが付きやすくはなっていますし、馬の後ろに入れて運んだほうが我慢が利きそうです。 ――ファンタジーSは最内枠からしぶとく伸びて6着でした。あれから更に1カ月京都開催が続いていますが、荒れた馬場もポイントになってきそうでしょうか? そうですね、なので理想の枠は真ん中から外くらいのほうが良さそうです。内はだいぶ荒れているので。※8枠16番ゲット ――振り返れば、G1初騎乗も昨年のこの阪神ジュベナイルFでした。あれから1年、また同じレースに挑むことになりました。昨年と今年、レース前の心境に違いはありますか? 昨年はスウィープフィートで挑ませていただいたのですが、今回は新馬から乗せていただけているスリールミニョンと挑ませていただけるということで、本当に福盛オーナーにも、高橋先生にも感謝しかないです。 昨年は少しドキドキしていたところはありましたが、今は大丈夫です。結果を出すことが一番だと思いますし、いい結果を掴めるように頑張ります! ――自厩舎所属馬で臨む初G1となります。担当の美穂さんや西岡調教助手、そして高橋先生など、まなみ騎手が普段からとてもお世話になっている皆さんと挑む大一番となりますね。 そうですね、より勝ちたいという気持ちがあります。みんなで最後笑顔で終われるよう頑張りたいと思います。 ――今"笑顔"という言葉が出ましたが、名付けた子でG1に出るというのはなかなかないことだと思います。 本当にそう思います。名前を付けさせていただくこともめったにないことでしょうし、すごく嬉しいです。 ――今週はもう1頭、"ミニョン"がいます。京都5R・2歳新馬の自厩舎プティミニョンは、ここ2週ほどまなみ騎手が調教パートナーになっていますね。 最近毎日乗せていただいています。すごく人懐っこくてかわいらしい子なんですが、結構ヤンチャなところもあって急に飛び上がろうとしたり、まだ少し前重心で走るところがありますね。いざ走り出すと一生懸命走ってくれる子で、ギャップがある子です。新馬戦からいい流れに乗っていければなと思います。 ――続く6R・2歳1勝クラスも自厩舎の女の子とのコンビです。サニーサルサとは2走ぶりのコンビ結成ですね。 2走ぶりにはなるのですが、今週坂路の馬場が結構重い中、終い1ハロン12.1を出してくれたように力はある子です。 最近スタートしてからちょっとポジションを取れないものの、もう少しいいポジションを取って運べればいい結果を掴めていいと思います。ダート自体は問題なかったと戸崎さんからお聞きしています。 ――今回はダートの1200mに距離短縮となりました。この条件変わりはいかがでしょうか。 かなり前向きな子ですし、一生懸命走ってくれるので砂を被ってもそこまで苦にしないと思っています!
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