日本ハム・万波「いち、ろく、ご、です」落合の伝説フレーズ再現 8500万増の1億6500万円でサイン
日本ハムの万波中正外野手(24)が6日、北海道北広島市の球団事務所で契約交渉を行い、8500万増の1億6500万円でサインした。会見では「いち、ろく、ご、です」と1990年1月に中日・落合博満が契約更改後の会見で残した伝説的なフレーズを“再現”。来季7年目での1億円の大台突破を「いずれ超えたいというのがずっとありました」と喜んだ。(金額は推定) 勢いよく会見場に現れる姿が、喜びを物語っていた。冒頭で「いち、ろく、ご、です」と金額を明かす。気に入らなかったのか、会見の最後に自ら申し出て撮り直しを懇願。テイク2では笑ってしまい、テイク3で自らにOKを出した。 「提示額を見た瞬間に、降ってきました」と笑う。バラエティー番組「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」で一般人の牧田知丈氏が披露した90年・落合の契約更改ネタ。金額を問われて「いち、ろく、ご(=1億6500万円)」と答えた伝説的なフレーズが「印象がすごい強くて、ずっと残っていた」と言う。まさかの同じ金額に引用を決めたのだった。 今季は打率・252、18本塁打、60打点とすべて昨季を下回った。それでも「トータルでチームで一番貢献してくれた」と評価された。大台突破に「数年前の自分には思えなかった数字」と喜んだ。 球団には「ビールかけを増やしてほしい」と珍要求も。「アメリカみたいにカテゴリーを突破したところで」と言う。CS進出、ファイナルS進出など節目節目での儀式を要望。「前向きな雰囲気ではありました」と手応えを口にした。 増額した分は「変わらず自分の体にお金をかけたい」と言う。1月に渡米して1週間トレーニングする費用に充てるほか、「遺伝子検査をして合う食材、合わない食材も調べて取り組むつもり」とさらなる進化の道を探る。来季は「全試合出場を一番の目標として考えたい」。その先の“ビールかけ”を心待ちにした。