三浦涼介の美の秘密「リップクリーム1本で世界観が変わる」
撮影現場は和気あいあい、何気ないシーンこそ注目してください
――『マイルノビッチ』というのは、未熟な10代の女の子・まいるの、成長ストーリーです。自分に自信が持てなくて恋にも消極的な彼女が、じょじょに強くなっていくのを間近で見て、どう思いましたか? 純粋に素敵だな、ですね。クラスメイトやふわりの言葉で変わっていくまいるの姿は、すごく魅力的。同時にまいるによってふわりを含む周囲が変わっていくのも、すごく興味深かったです。実はラブコメをあまり読んだことがなかったんですが、あまりの面白さに今後は読んでいこうと思いました。 ――まいるちゃんは、本当に等身大の女の子ですよね。 でも日を追うごとにキレイになっていくんですよ、まいるちゃんが、というか桜井さんが、昨日。撮影がオールアップだったんですけど、メイク後に彼女に会ったとき、「キレイになったね」という言葉が自然と出てしまったくらい、美しかったです。なんかキュンとしてしまいました。 まいるちゃんは最初、分厚い眼鏡にボサボサ髪で、毒キノコと呼ばれるくらいやぼったかったんですが、メイクをする・色を乗せることでこんなに成長し、美しくなるんだと驚きました。 ――現場の雰囲気ってどんな感じだったんですか? 僕はあまり、大勢の皆さんとお芝居をする機会がなかったんです。ほとんどまいるちゃん、つまりは桜井さんとのシーンで。なので数少ない皆さんで集まれるシーンは、嬉しかったです。休憩時間に「おにぎりの好きな具はなんですか?」なんていう話で盛り上がったり(笑) 若い役者さんの中に入れていただいて、お話させていただいて、とても楽しかったです。
ラブコメを経験して、いろんな形の恋愛があるんだと知りました
――ラブコメ少女漫画の世界とは、あまり縁のなかった三浦さんですが、こんなにも王道ど真ん中の映画に出て、何か発見はありましたか? 色んな形の恋愛があるんだな~と感じました。例えば阿久津仁愛さんが演じる未来くんはすごく純粋だし……幼馴染ゆえにこれは恋愛じゃなくて友情なんじゃないかっていう、緊張感がドキドキしました。そして伊藤あさひさんが演じる工藤さんは、なんか切ない。もうちょっと素直になればうまく行くことがたくさんあるのに、年齢と共に言い出せなくなったりとか、自分を殺してしまったりで、一歩進むことが難しい。それがすごくじれったい……けど皆さん、素敵なんですよね結局! ――お勧めのシーンがあれば、ぜひ教えてください。 まいるちゃんとふわりのお部屋のシーンで、2人ダラダラ話しながらケーキを食べたり、朝食を食べたりするんですけど、そういう何気ないシーンがナチュラルで面白いと思います。また、たまにふわりがメイクをしていない、パジャマ姿が出てくるんですが、普段からすごく可愛いパジャマを着ているんですよ。そういうチャーミングなところにも、注目していただければ嬉しいです。 ――ところで、三浦さんはこうしてお会いしていてもすごくお美しいんですが、美容で気を遣っていることがあれば教えてください。 皆さんがされていることだと思いますけど、顔は泡多めの洗顔料で、なるべく摩擦をかけないように優しく洗うとか、その程度です。あとはパックをして、温かいスチームを充てるのが最近のブームかな。こう、より化粧水が入っていく感じがします。実は今までスキンケアをしなさ過ぎたので、30代になってちょっとずつ始めたという感じで(笑) たがが15分程度ですけど。 ――体型維持はどのような方法を? ストイックな方法を続けていくのはなかなか難しいので、撮影に入る数日前から野菜中心の食事を摂って節制したりと、それくらいです。実は食べることが好きで、お菓子も大好きなんですが、すぐ身体に出るタイプなので、撮影前は気を遣います。 ――ふわりちゃんは内面も素敵な女性ですが、三浦さんの内面を磨く方法と言えば、何でしょう。 自分に関わりを持ってくださる方々と過ごす時間を、素直に大切にすることでしょうか。近しい人であればあるほど、おろそかになりがちな感謝を、言葉に出すよう心がけています。ふわりのセリフにも「やっぱり人はちゃんと言葉でね、相手に伝えないと、伝わらないです」ってありますし。時に傷つくことがあったとしても、周囲を大切に思う気持ちがあれば、最終的にはいい形になるのかなと信じて生活しています。 ――忙しかったり余裕がなかったりすると、感謝を伝えることは忘れがちになりますよね。私も反省して、言葉に出すようにします! では最後に、この配信を読んでいる方々にメッセージをお願いいたします。 『マイルノビッチ』、とても素敵なドラマになっています。若い皆さんのキラキラ感とパワー、そしてそれに負けないくらい一生懸命なふわりがおりますので、ぜひキュンキュンしながら見てください。 ――今日はありがとうございました! 撮影/須田卓馬、取材/藤坂美樹 構成/中尾巴