箱根駅伝の区間エントリーで”戦略的補欠”となった駒大の大型新人、田澤廉はニューヒーローになれるのか?
田澤本人はというと、「何区を走りたいというのは特にありません。任された区間で最低でも区間3位以内で走るのが三大駅伝の目標です。出雲と全日本は達成できているので、箱根も同じようなかたちでいきたいです。スーパールーキーと言われていますけど、プレッシャーは特にありません。謙太さんとは違いますし、そんな力はないですよ」と話している。 田澤が起用される可能性の高い2、3、4区の日本人1年生最高記録は、2区が第81回大会(05年)の東海大・伊達秀晃で1時間8分04秒(区間2位/日本人トップ)。3区が佐藤で1時間2分12秒、4区が第94回大会(18年)の東洋大・吉川洋次で1時間2分22秒(区間2位)となる。果たして田澤は、どんな記録を刻むのか。久しぶりに現れた本物のスーパールーキーの快走を楽しみにしたい。 (文責・酒井政人/スポーツライター)